私も新しい発見があった風習でした。皆さんにも共有を。
上海に住むメルマガ会員の方からのご質問が。

「知り合いの中国人の女性から結婚式に招待され、場所は江蘇省の地方都市。
新婦側で食事会があり、その後新郎の実家で食事会。
お祝いやプレゼント、自分自身の服装など注意点はありますか?」
との事でした。

食事会が二回あるという事で私の経験で思ったのは、
昼食を新婦側の家族や女性側の「伴娘(bàn niáng)介添人」で食事会を行い、
その後、夜の披露宴で「新郎側」を含め「新婦側」も出席して食事会を行います。

そのため「二回の食事会があるのかも。」とご連絡したのですが、
改めて中国人の友人に話を聞くと、私の知らなかった事実を教えてくれました。

実は上海も古くからの上海文化が残る場所や、地方地方で二度の食事会があるようなのです。

それは新婦側、新郎側それぞれ親族が多い場合も含めて一堂に介して食事会はせずに、
お昼は新婦側の親族がメインで食事会を行い、夜は新婦側の親族がメインで食事会を実施。

二回も食事会があると大変だな、と思ったのですが、新婦側は新郎側に参加しない等、
この参加の有無も地方地方で決まりが違っているようです。

今回の質問とは異なるのですが東北地方でも風習が違っている場合もあり、
一概に新婦側が昼、新郎側が夜とも言えないそうです。

また新郎新婦の何れかがバツイチだったりすると、
バツイチ側を昼に食事会をするなど、これも地方や新郎新婦の状況によって、
「食事会をどのように開くのか」が異なってくるとの事でした。
食事会一つとっても風習や文化、地域などによって異なるようです。

ご祝儀については、最近は物価も年々アップしていている中国。
上海の場合は800元でも高い部類には入らないように感じます。
宴会の場所も年々高級志向になっていて日本のようにホテルで開催する場合も。
披露宴に呼ばれた場合は800元以上。関係が良ければ1000元や2000元などでしょう。

出席が出来なかった場合でも、関係が良ければご祝儀を渡すもの良いと思います。
また「現金以外にプレゼント」という考えもありますが、
選択した品の縁起が悪いなど、文化が違う事で間違いを引き起こしてしまう可能性も。
その為、プレゼントは渡さない方が無難と思います。
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披露宴などの食事会の服装は普段着でも十分にOK。
ただし白い色の服装、赤い色の服装は避けた方が無難です。

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参加した日本人の私達は中国の文化を詳しく知らないだろうと、
招待した相手側も分かってくれると思いますので、多少のタブーを犯しても許してくれるでしょうが、
出来る限り相手の文化を理解した状態で望む方が、失礼も失敗も少なくて済みそうですね。

皆さんも結婚式に参加される場合は、参考にしてもらえればと思います。