勝ち組と負け組がハッキリと明確になってきたようです。
勝ち組は新しく付加価値を生む取り組みを始めています。

2016年に急成長を向かえたシェア自転車ビジネス。
今年2017年は激しいライバル間の競争が始まり多くの企業が参入。

1元乗車が0.5元乗車になったと思うと、
10回乗車無料や低価格競争の体力勝負の状態が続いていたのですが、
当然ですが資金力に物を言わせる巨頭二強のモバイクとOFOに軍配。

モバイクとOFOの二社のシェアは90から95%と言われ、
残りのパーセンテージを残りの企業で潰し合う状態だったようです。

近所で見かけたシェア自転車の「小鸣单车」
木にくくられて利用できないようになっていました。
ニュースによると今年11月の時点でCEOが辞職。
どうやら会社として機能もしておらず倒産となったようです。

このシェア自転車のウリは0.1元から乗車OK。
コストを回収するのに幾らの回転率だったのでしょうか。

今後は新規参入は無く成るでしょうし、
既存企業は生き残りと政府との折り合いを考えて新しい対応を始めています。

現在のモバイクとOFOの中国での取り組みです。
モバイク社のスタッフを早朝に見かけたのですが、
自社スタッフで路上に放置している自転車を歩行者の迷惑にならない場所へ移動。

元々は好きな場所へ乗り降り自由だったビジネスモデルが、
自由に乗り降りした自転車をスタッフが所定の場所に移動する事に。

OFOのスタッフは自社自転車にテープを巻いて保護。
どうやら故障した自転車を見つけて回収がしやすく、
利用者が間違えて使わないように作業をしていました。

もちろんモバイクもOFOと同じく保守作業を、
OFOもモバイクと同じく並び替え作業を行っています。

自由に乗り降り自由だったため、放置された自転車の整理が問題視され、
歩行者の邪魔になっている、停留場の邪魔になっているなど、
新しい問題が生まれ政府機関によって自転車を撤去する事態も生じていました。

そのため自社契約スタッフが自転車の移動を開始。
故障した自転車の回収を行い始めています。

日本的にはまずビジネスを開始する際に、
メンテナンスも含め考えてから始めると思うでしょうが、
中国の後から発生する保守やメンテナンスは当然コストが生じ、
検討する時間も必要となります。

メンテナンスコストを先に考えると余計な資金が必要となるため、
まず先に市場を他社よりも牛耳る事を重要視する傾向が高い中国ビジネス。
そのため今回のような後追いでサービスが開始されているのです。

潰れたシェア自転車の利用者は先に払ったデポジットが、
返金されない点が問題になっているようですし、
生き残ったシェア自転車の企業は利用者と歩行者、政府に対して、
どのようにアピールして関係を良好にしながら、
利用者の単価や収益を上げるかという岐路に立たされています。

その方向性の一つとして中国以外の国でのサービス開始が始まり、
ビジネスの場所を拡大して収益を上げるという路線を進めているようです。

メンテナンスをしっかりして乗りやすい使いやすい自転車を充実させる。
日本的には当たり前かも知れませんが、覇権を先に握る事を先行する中国では、
メンテンナスは後回しになってしまうのでした。

今日の振り返り!中国語発声

维修 (wéi xiū)  メンテナンス

回收 (huí shōu) 回収

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