上海の街を歩くと、時にこんな施設を見受けます。「敬老院(jìng lǎo yuàn)」日本語でいう「老人ホーム」ですが中国語では別の呼び方で「养老院(yǎng lǎo yuàn)」とも呼ばれます。

見かける場所としては人民広場や虹橋、中山公園など、上海の中心部より少し外れの場所が多いように思えます。外れと行っても地下鉄などの施設からは近所です。

散歩で見かけた老人ホームの入居条件

上海が発展をして家賃高騰を迎えた、まだ早い段階で建てられた施設なのでしょう。

場所としては決して悪くはないですが、上海に住む日本人があまり目にするような土地には無いようです。

中国の老人ホーム外観

中国の老人ホーム入り口

中国の老人ホーム全体像

一例を上げると上海虹口区最大!と銘打たれる、「上海虹口区银康老年公寓」ここはコンナ場所にあります。

実際の周辺画像は百度ビュアーから確認を。

ここの老人ホームの売りは、17階建ての高層ビル、標準的な部屋が各階に10部屋完備、400近いベッドを完備。

定期的に医師による診断があり、食事なども栄養価の高い献立が準備。

あまり訪れるチャンスがない場所ではありますが、定期的なイベント等が執り行われ、サイトを見る限り安心感を与えるような作りになっています。

この老人ホームについては、市と区等が中心になっていて、しっかりとした機関という事もあり、組織としては医療機構という形の登記となっています。

肝心の費用についてはサイトには明記が無かったのですが、他を調べて確認すると、2000元から3000元程度毎月に費用が必要。この中に食事代、介護代が含まれ個室ではなく一室に3つのベッドが設置が一般的。

また入居条件として60歳以上で、伝染病や精神病ではない(老人性痴呆は対象外)ホームの制度を順守するなどの条件も。

自宅の近所で見かけた老人ホーム

自宅近くで目にすることが出来た、老人ホームは二箇所なのですが、いずれも大きめの建物で、ある程度のベッド数は確保されている感じが外観から感じられました。

また窓を見ると転落防止の為、身長よりも高い柵が各部屋に設置され、老人の安全を守っています。
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中国も既に高齢化が進んでいるので、これから徐々に競争が激しくなる熱い分野なのかも知れません。

今日の振り返り中国語

敬老院/养老院 (jìng lǎo yuàn/yǎng lǎo yuàn) 老人ホーム