想像以上に多いんですよね。こんな形での営業マンって。以前「中国でも同じ。リーマン根性で情報収集をする残念な日本人達。」で、中国に住む日本人の実態をご紹介したのですが、中国にお住まいの会員の方から「分かる!」と連絡がありました。

私も経験がある話だったのですが、その方は工場勤務をされているそうで、部署やポジションの関係もあり他社の日本人の営業から「近くに寄ったのでお時間ありますか?」と、連絡を受けたり、別件で既に訪問している営業から急に声がかかる事があるそうです。

実際に会ってみると「内容の無い世間話を話したり」「有益な情報を持ってくる訳でもない」ので、「時間泥棒だなぁ」と思わたそうです。会う=仕事を中断する訳ですからね。

中国で仕事をした経験が無いと分からないかも知れませんが、販売している品にもよるのですが、工場向けの営業をしている場合、上海と言っても市内から工場まで片道1時間というのはザラでして、折角目的の顧客訪問をするなら近所の既存客に寄りたいと思いたくなるのです。

訪問したくなる気持ちも分かりますが、コレって営業側の一方的な発想。ついでにとターゲットにされた側からするとトンデモナイ話しです。

私も定期的に訪問してくる営業マンがいたのですが、決まって夕方16時から17時。

直帰には早い、折角だから空いた時間に寄るか。そんな程度だったのでしょう、時間調整次いで訪問の営業マンが居ました。

数回対応して会話の内容からも訪問の意図が分かったので、その後は極力会わないように務めましたが、会うなら会うで何かしら有益な情報を相手に提供する。会ってよかったな、次も会いたいなと思わせないと、そんな営業マンに仕事を依頼したいって思うのでしょうか。

「忘れられないように定期的に会っておく」営業のコツの一つかも知れませんが、有益な情報を伝えないと、定期的に会うその他多数の営業マンの一人と、思われるだけでは無いでしょうか。

もちろん例外としてですが、日本人が多く住んでいない場所で仕事をされる日本人の場合は、会いに行くだけでもウエルカム!日本語が恋しかったのです。という場合もありますが、これは異例。

海外で働く日本人は、日本にいた時は今までの担当分野だけで良かったのに、日本では担当していなかった分野も兼務を任される等、広い範囲で仕事をされる場合もあり日本以上に忙しい方も多いのです。

日本本社はシステム化されてスンナリいく所が、海外子会社はまだシステム化されておらず、妙な所で時間がかかったりする事も要因なのかと思います。

そのためその仕事が楽になる、改善される、他の他社の動きを教えるなど、何かしら会ってよかった的な情報を伝えないと、
「また来たよ」と思われてしまうのでしょう。

時間はみな平等。有益な時間共有ができるギブアンドテイクの場にしたいですね。