留学時代はよくお世話になっていたセットメニューです。
中国のローカル食堂でランチと言えばこの食べ方。青春の味なのです。

私個人としては中国に住んでいる以上、
ゼヒ中華料理を食べて欲しい、それもローカルな店舗で
現地の人に混じって中華を楽しんで欲しい、そう思っている一人です。
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自分の思ったように注文が通じない、
冷や汗を流しながら、軽く笑われ店員にあしらわれる、
そんな経験をするからこそ、本当の中国が見えてくる部分もあると思います。

そこで一人、ローカル店舗で楽しめる料理メニューをご紹介。

近所のローカル店舗での朝の一コマ。
肉まん、焼き餃子、揚げパンなど朝の朝食メニューを準備している、
マダム料理人の上に掲げてあるカンバンを見て下さい。

そこには「家常炒菜(jiā cháng chǎo cài) 各种盖浇饭(gè zhǒng gài jiāo fàn)」
という文字が書いてあります。

「家常炒菜」とは「日常の炒め料理」つまり「定番の炒め料理」という感じ。
そして次の「各种盖浇饭」とは「各种」は「各種」の意味があり、
「盖浇饭」というのは「ぶっかけ飯」「丼物」的な中国語生活表現。

「盖」には「覆いかぶせる」、「浇」には「かける」という意味があり、
「かけて覆いかぶせる」という意味になります。
そのため「ぶっかけ飯」、少し上品にすると「丼物」という表現が適していると思います。

よく利用している「外送(wài sòng)出前」アプリに「盖浇饭」の写真があったので、
「盖浇饭」がどんな品なのか見てもらった方が分かると思いますが、
平たい皿にご飯をよそい、その横におかずを乗せた一品が「盖浇饭」

基本的に乗せる「おかず料理」に制限はなく、一品料理で注文する「家常炒菜」であれば、
「盖浇饭」として提供してくれる店舗が多いです。

「家常炒菜」と「盖浇饭」との差と言えば、「家常炒菜」で注文をすると、
一皿の料理の量が多く別途ご飯を注文する必要があり、
「盖浇饭」だと一人前であるため、料理の量が少なくご飯がセットになっていて、
「家常炒菜」とご飯を頼むよりリーズナブルな価格設定になっている点。

二人から三人でレストランに行って食事をすると、
「家常炒菜」を数品注文して皆でワイワイ各種料理を味わっている風景を見かけますが、
一人の場合だと概ね「盖浇饭」を注文している方が多いです。

ただし「盖浇饭」の欠点は、ぶっかけた料理の油が、ご飯に染み込んでしまう点。
ご飯に油の染み込むのが嫌いな人や、一品料理で食事をしたくない人、
お酒を飲みつつツマミに料理を楽しむ人「家常炒菜」を注文しているようです。

お昼のランチを提供していて、サラリーマンなどが多い場所には、
ほぼ必ずメニューとしてある「盖浇饭」
どっぷりローカル中華を楽しむには定番の食べ方といえるでしょう。

来一份盖浇饭!

今日の振り返り!中国語発声

盖浇放 (gài jiāo fàn) ぶっかけ飯

家常炒饭 (jiā cháng chǎo cài) 定番の炒め料理