中国人の結婚式。呼ばれたら何を準備して当日どう望めばいいのでしょうか?過去にも結婚式に関する記事をご紹介していますが、久しぶりにお呼ばれしそうなので、自分の整理のためにも心構えをまとめてみました。

初めて中国人の友人や同僚の結婚式に呼ばれたという場合は、参考にしてもらえればと思います。時代とともに結婚式のお祝い額も変わっています。

今回呼ばれる結婚式の新郎新婦の素性

中国人の友人の娘さんが結婚する事になり、久しぶりに結婚式に呼ばれます。友人が「呼ぶ」と言っていますが娘さんに情報が伝わっているか不明。向こう側も人数調整もあるでしょうから「席が無かったら無理しないで」と伝えています。

私と娘さん、そして旦那さんとなる彼とは結婚式がファーストコンタクトではなく、既に面識あり。初回は旦那さんとなる彼が義理の父との食事会の席でした。

友人、友人の弟夫婦、友人の妹、娘さん、彼氏。そして日本人の私。

彼氏が義理の父と兄弟へ「娘さん大切にします!」的な食事会に参加した私。呼ばれるまでそんな会とはつゆ知らず。気心が知れている仲なので、まーいいんですけど。

白酒を飲んでほろ酔いの所で友人が息子になる彼に中国語で話しかけ、涙ぐむ彼と娘。感動の場面で気配を消してモグモグ中華を頬張る私(笑)という背景がある、というのをまず理解した上でお読み下さい。

お祝いを幾ら包むか。それが問題だ

過去に「中国の結婚式のお祝い相場って?ご祝儀【红包】」という記事でお祝いについて触れています。5年や10年くらい前だと800元も包めば縁起もいいし上等という思いがありましたが、今現在は縁起うんぬんの前に800元は少ないように感じています。

また先にも触れたとおり親友の娘さん。友人は北の人という事もあり、私が遊びに行くとアレコレと世話を焼いてくれます。上海であっても基本彼が全てを支払います。元々は同僚だったのですが独立して今は大金持ち。そして年上。

基本的に一切合切の支払いは彼がするので、私は代わりに日本から健康食品やお酒などを買ってきてお返しする程度。

そのため「お祝いは奮発しないとなぁ」と言う思いがあります。

最近の上海だと最低1000元(16,000円)は包むようです。私は今回2000元から3000元くらいを包もうかと思っています。

中国人に相談すると親友や仕事の付き合いが深い場合は2000元から5000元とか妥当じゃない?との事でした。付き合いが少ない人は500元。日本人参加を考えるとやはり800元ってのは少ない感じがしますね。

お祝いを幾ら包むか。それが問題だ

日本と同じお祝い金談合も。金額はメンツ問題だ

ただ出席する中国人から「幾ら包む?」と金額の相談を受ける可能性も十分考えられます。この辺は日本人と同じですよね。お祝い額の談合。

そして中国あるあるのメンツ問題。自分が少ないと「自分のメンツが潰れる」という自分勝手な発想なんですけどね。

過去にこんな話がありました。友人の結婚式に参加した私を含めた3名。私ともう一名のAは新郎と長い付き合い。もう一名Bは付き合いは長くないものの3名とも知り合い。

私は1000元を準備。
Bから連絡が。「幾ら準備した?俺は1000元。」
その後Aから連絡が。「幾ら準備した?えっ1000元!?」
「Bも同じ額で揃えたし」
「いやいや、俺らはBより深い付き合いだ2000元にしよう」
「・・・・」

私の追加の1000元をBが払ってくれりゃいいんですが、付き合いが深いという一理はあるもののまー勝手な話です。払いたきゃ自分一人で払えばいいのに。巻き込むなよと。個人主義と言われる中国人ですが、こんな一面を持つ人もいたりします。

気持ちは重々分かるんですけどね。こんな事があり面倒なので私は話を合わせて自分の好きな額を払うようにしています。各人の当事者に対しての想いはそれぞれですから。

中国人の結婚式に呼ばれたらまずどうするか?

中国人の結婚式。呼ばれたら何を準備するといいのでしょうか?実は意外となにもないです。

最低必要なのはお祝いを包む赤い袋「红包」日本から中国に呼ばれる場合もあると思います。中国のコンビニで販売しているのでコンビニで購入する。ただ販売していないと中国語が分からないので説明できない。日本のアマゾンで準備しておきましょう。また名前は最低書いておき、金額までは書かなくてもよさそうです。

日本から中国で参加する場合は、空港やホテルで人民元を両替して準備。仮に日本に住む中国人が中国で披露宴を行うなら、日本円で渡しても問題ないと思います。

祝い金の袋に名前はどう書けばいい?

お祝い袋に名前を書くにはどうすればいでしょうか?基本的に日本と似ています。が、金額を書くという事はなさそうです。

新郎新婦の名前が分かれば表に記入。知らない場合も十分あると思いますが手渡すので問題なし。私も知らないで参加もあります。自分の名前は前または後ろ。氏名を書いた後ろに「贺」の文字を付け足します。

また後ろに祝福語と呼ばれる四文字熟語を書く場合もあるようです。私は書いたことはありませんが、調べてみました。洒落た対応をしてみたい方はご利用ください。

天作之合 心心相印 永结同心 相亲相爱 同心和好
百年好合 永浴爱河 佳偶天成 宜室宜家 钟鼓乐之
同德同心 凤凰于飞 美满家庭 鸾凤和鸣 鸳鸯比翼
瓜瓞延绵 情投意合 宜室宜家 佳偶天成 海燕双栖
天缘巧合 美满良缘 郎才女貌 良缘夙缔 乾坤定奏
花开富贵 五世其昌 和乐鱼水 鱼水相谐 玉树琼枝
于飞之乐 交颈鸳鸯 同德同心 诗咏关睢 龙腾凤翔
兰菊庭芳 天生一对 乾坤和乐 燕尔新婚 凤翥龙翔
白头偕老 百年琴瑟 百年偕老 花好月圆 如鼓琴瑟
福禄鸳鸯 天缘巧合 美满良缘 郎才女貌 鸿案相庄
鸳鸯壁合 情投意合 夫唱妇随 珠联壁合 爱情永固
凤凰于飞 美满家园 琴瑟合鸣 相敬如宾 才子佳人
同德同心 如鼓琴瑟 花开并蒂 缔结良缘 相亲相爱
缘订三生 成家之始 鸳鸯壁合 文定吉祥 新婚志喜
花开并蒂 赤绳系足 琴瑟和鸣 相敬如宾 神仙眷属
燕侣双俦 闺房和乐 甜蜜佳缘 两情相悦 盟结良缘
有情成眷 诗咏好逑 乐赋唱随 连理交枝 终身之盟
笙磬同音 琴耽瑟好 琴瑟在御 琴瑟友之 白首成约

初参加の中国人の披露宴。当日はどうするか?

指定の時間に披露宴会場に足を運ぶと入り口で新郎新婦が参加者を待ち受けています。多くは新郎新婦とその場で写真撮影。ここで一言中国語!「百年好合,白头偕老」
気になる結婚の祝い言葉フレーズ。生涯一緒に。【百年好合】

撮影の前後に参加者の名前を赤いアルバムに金色の油性ペンでサインします。お祝いは撮影の時点で直接新郎新婦に手渡しましょう。

後は着席して食事を楽しむだけ。基本的に日本のような肩苦しさはありません。参列者の服装も正直普段着。日本のように参列者もスーツにネクタイ、カクテルドレスという事は不要。

男性はジャケットでノーネクタイ。女性は多少フォーマルな感じでいいと思います。ただ日本らしく着物なんて着てくるもの良いかも知れませんね。
中国習慣マナー、日本と結婚式の出席者の服装の違いって?服装【服装】