油断していました。恥ずかしい。ぼーっとして情報収集を怠っていた証拠。

中国も深刻な状況のようです。全世界的に猛威を奮っている「アフリカ豚コレラウイルス(AFS)」中国でも発生しているのは知っていたのですが、生活に支障をきたす状況です。中国人の食生活には切っても切れない豚肉。財布の負担が大きくなっています。

身の回りで感じた「アフリカ豚コレラウイルス」の現地情報をご紹介。

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市場の買い物で豚肉価格の変化に気がつく

ある日の夕方。自炊のために近所の市場へお買い物。中国の場合は市場の食材の方が新鮮で安心。顔なじみになると店主と旬の食材の話もできます。

いつもの店に豚肉を買いに足を運ぶと店主不在で小学校の息子さんが宿題をしながらお留守番。仕方なく普段使わない店舗に足を伸ばしヒレ肉を注文すると普段よりかなり高めの値段。ヒレ肉2本で「75元(1,200円) 」。

いやいやあり得ない、価格帯が可怪しい。ぼったくられた?と思って買うのを諦め、15分後に再び馴染みの店に足を運ぶと店主が戻っていました。

同じくヒレ肉2本を注文。言われた値段が「64元(1,024円) 」、先ほどの店舗と結局同じような価格帯。「あれ!?」と戸惑う私の表情を見逃さなかった店主が一言。「今は豚肉が高いのよ。病気の影響で。

店主に聞いた豚コレラが影響する価格の暴騰

「あっ!!」と合点がいきました「豚コレラ」の影響なのです。「アフリカ豚コレラウイルス」の中国語「非洲猪瘟(Fēi zhōu zhū wēn)」油断しておりました。

自炊をする時間がなく豚肉を購入していなかったのも要因ですが、気がついていませんでした。

購入後に話を聞くと今までヒレ肉は「500g30元」だったのが「現在は52元」。通常時の約1.7倍の上昇。そうでしょうね。価格を聞いた瞬間に違和感に気がついたくらいですから。

いつまで続く価格の暴騰。中国で豚肉は非常に重要な食材です。肉まん、小籠包、豚角煮などなど多くの中華に使われるアイテム。市場でこの価格上昇はレストランでは大打撃のはず。

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処分されている中国の豚の数と懸念点

日本農林水産省が発表している中国のアフリカ豚コレラ状況の資料によると、19年7月時点で4 直轄市 22 省 5 自治区174 か所で発生。処分した豚の数は379,189頭。実際の処分数はこの数より多いそうです。

豚は出荷まで6ヶ月から8ヶ月かかるそうで、徐々に出荷数が減っているのでしょう。その影響もあり価格が暴騰しているのだと思います。本当いつまで続くんだろう。

個人的に怖いのは「コレをチャンスと思って利ざやを稼ごう」という短絡的な人物がでないかという心配です。処分するはずの豚を裏ルートから販売をする。

過去にも似たような事例が起きたので、取締も厳しくなっているとは思いますが、価格上昇の期間が長くなればなるほど、良からぬことを考える人も現れるので、安心できる店舗やレストランを利用するしかなさそうです。

実際に始まりだした対応策や価格上昇

こんな記事を書きつつ近所で食事をしているとワンタンやら高菜麺の値上げが始まっていました。近所の行きつけのワンタン屋。18元のワンタンが20元。また高菜麺が10元から12元。※高菜麺の高菜は豚ひき肉と炒めています。たった数元ですが割合でいうと10%以上の上昇率。

ワンタンは値上げだけでなく、豚肉を少なめに他の具材のナズナやキクラゲが多めに変更。メイン食材の豚肉の使用量を減らし少しでも単価の上げ幅を抑えているようです。

うちの近所でこんな感じ。他店舗でも価格アップまたは具材の量の減少のいずれかの対応策を行っていると考えられます。

市民の食生活にも大きく影響し始めているコレラウイルス。早く収拾することを祈るばかりです。