部屋も買うと一つオマケらしいです。中国独特の商売感覚です。

北京の友人、実は以前別荘を購入した友人の記事を書いたのですが、
この別荘の購入者が今回会いに来た友人なのです。
シモシモ~。バブリー友人の購入した憧れの品とは。別荘【别墅

折角なので購入した別荘のパンフレットを見せてもらいました。
北京郊外に別荘向けのエリアを開発しているそうで、
第一期施工から始まり既に第六期を施工中。
友人は第六工期分を購入したのだとか。お値段380万元。

北京市内だと10倍は価格がするだろうし安いとの事でした。
別荘もですが90万元するテスラの自動車が欲しいとか元同僚とは思えない発言です。
90万元や380万元からすれば日本から赤霧島の取り寄せなんて、安いもの。

パンフレットに価格やら金利やら書き込んでいるので、
全体の写真は見せることはできませんが、パンフレットに中国らしいなぁという点が。

それは「下叠端地下一层(xià dié duān dì xià yī céng) 地下一階」という部分
※「下叠端」は「地下室、地上表面から下」の意味があるようです。
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別荘は一軒家の三階建てなのですが一階はオマケ。という話し。
二階と三階を購入すると一階はプレゼントらしいのです。
意味が分からず詳しく聞くと、一階部分はパンフレットにあるように地下一階扱い。

地下一階といっても本来は地上に建築するそうですが、
別荘を建設している一軒家の後ろに山があるので、
一階の一部を山の傾斜に食い込ませるように建築して名目上は地下。

地下扱いにする理由。
建築上地下扱いにすると税金が安くなる等のメリットがあるのでしょう。
部材費や工賃は三階分を全て友人が払うのですが、
お得感を演出するために二階の部屋を買うと一階はオマケという広告にしているようです。

友人も一階はサービス。と嬉しげ。
この辺のオマケ感覚の扱いは中国らしい感覚です。

友人は社長になり成功したものの、将来に備えて別荘を購入。
値上がりも期待でき、週末の空いた時間に気分転換がてら別荘でリラックス。
老後は別荘でノンビリ過ごしてもいいなぁと話してくれました。

別荘は人脈が幅を利かせる北京でビジネスの成功を収めた友人の、
成功の証なのかも知れません。

今日の振り返り!中国語発声

地下  (dì xià)  地下

一层 (yī céng)  一階