中国茶に興味がある方、自分専用の茶器を購入するのはどうでしょうか?

北京訪問時に友人の会社を訪問したのですが、
中国の決算は毎年12月。友人のパートーナーTさんは財務の面倒も観ているので、
忙しそうにスタッフに指示を出しつつ、アレコレ指示を出されていました。

中国の会社経営で要は財務。
財務担当者の良し悪しが確実に経営に影響するのですが、
その辺の話はまた別としてTさんから春節前なので、とプレゼントを頂きました。

それがこの箱。開けてみると赤い布に包まれた茶器が。
この茶色の茶器、中国語で「紫砂(zǐ shā)」と呼ばれる品。

紫砂の袋紫砂の横から紫砂の上から

お茶を入れた紫砂
この「紫砂」とは江蘇省宜興と呼ばれる場所で作られる茶器。
今回頂いたのは蓋付きのマグカップタイプですが、一般的には急須が有名です。

「紫砂」を用いた急須には植物や動物、文字などの彫刻があしらわれ、
実用品としてだけではなく芸術的な観賞用としても高い人気があります。

そして茶器の茶色は土の色。
釉薬などを塗らずに素焼きにしているのがポイント。
「紫砂」には無数の気泡が含まれるため保温性に優れている点。

気泡に茶葉の成分が茶器に残るので使えば使う程、茶器にお茶の香りが残ります。
そのため水で洗うのはいいのですが、洗剤などを使うのは厳禁。
お茶の成分が残るので1つの急須に1つの茶葉を使うのがオススメ。
理由は複数の茶葉を使うと香りが混ざってしまうから。

そして小さい気泡が水を浄化。
炭が水を浄化すると聞いたことがあるかも知れませんが、
紫砂にも同じように水を浄化する機能があります。
そのためお茶がより美味しく仕上げると言われています。

今回頂いた一品は彫刻無しのシンプルなマグカップ。
個人的には彫刻が無い方が好きですし、
蓋付きなので開けた時にお茶の香りが匂いお茶を楽しめます。、

中国茶に興味がある方、お茶市場などで手軽に購入ができますので、
自分好みの紫砂を購入してみてはどうでしょうか?
お茶がひと味もふた味も変わりますよ。

今日の振り返り!中国語発声

紫砂 (zǐ shā) 紫砂

宜兴 (yí xìng) 宜興