中国でも無駄な人材の整理が始まっています。
久しぶりに上海から出張で「高铁(gāo tiě)中国版新幹線」で移動。

待合室の隅に「小件寄存(xiǎo jiàn jì cún)荷物保管」と書かれた、
青い設備が整っていました。
セルフ荷物預けロッカー全体図

設備の中央の液晶部分には、
「自助寄存柜(zì zhù jì cún guì)セルフ保管棚」の文字。
こちらの設備は手荷物を預ける機器。
IoTセルフ荷物預けロッカー

今まで中国の列車の駅には手荷物を預ける場所があり、
基本的に24時間体制でスタッフが常勤。

現金と荷物を店舗スタッフへ渡すと、
店舗側から引換札を貰って預けることができていました。
このサービス、今でも続いているサービスなのですが、
今回利用した虹橋駅構内ではスタッフではなく機械任せ。

日本でも現金以外に交通カード決済可能なロッカーが増速中のようですが、
中国の設備では現金以外に、電子マネー決済対応となっていました。

中国ではインターネットと電子マネーの浸透の結果「Iot」と呼ばれる、
物とインターネットを繋げる技術を使った設備やサービスが増加中。

機械だと給与上げろ!仕事がキツイ!等の文句を言わず粛々と働き、
均一なサービスを誰にでも提供しますし、
スタッフ教育も不要でスタッフによる現金のネコババもありません。
そして設備投資のみで人件費要らず。

AIがヒトの仕事を奪う!と昨今では叫ばれていますが、
機械を利用した自動化も人の仕事を奪っているようです。
確かに単純作業は機械任せが便利で効率化ですからね。

気になる利用費用は小型荷物が8時間で10元、大型荷物が20元。
今までの人員対応の費用と大差なしの利用費用。

電気切れ、機械故障が気になる点ではありますが、
中国でも徐々に無駄な人員は整理され、
代わりに機械が対応をしているのでした。

今日の振り返り!中国語発声

寄存 (jì cún)  保管

自助 (zì zhù) セルフサービス