一概に言えない部分はあると思いますが、
大まかに図に仕上げてみるとこんな感じでは無いでしょうか。

以前、単語、会話へ聞こえる事を、点から線という表現を使って、
ご紹介したのですが、もう少し分かり易く説明できないかなぁと思い、
ちょっとした図を作ってみました。

私は言語学者でも何でもないので、
気休めと思って見てもらえると有り難いです。

言語を勉強すると「会話の深さ」として、
発音から始まり、次に単語、一言フレーズと、
徐々に会話として成り立つ要素が増えてきます。
青枠の中央部分「会話の深さ」を参考下さい。

また全ての発音を学習しなくても、
発音や単語は一言フレーズで覚える際に、
まとめて覚えることも実際は可能だと思います。

一言フレーズの数が増えていくことで、
シチュエーション別の会話が成立し、
シチュエーションの塊が日常会話になり、
日常会話や特殊な単語などを強化すると、
ビジネス会話になっていくと思います。

この辺は最終的に組み合わせの数と単語の数が影響しますし、
目に見える物から目に見えない物をどれくらい表現するかも、
理解度として重要な事だと思います。

「重要」や「幸福」など目に見えない単語を使う表現は、
相手に理解させる為には単語を知らないと表現できません。

そしてこの習得の流れが、点→線→面→立方体→多面体と、
会話の形が複雑により立体的になっていくように感じます。

またこの会話の深さの補足要素として、
自分自身が中国の知識や文化・風習の理解度、
中国人に対しての理解度を知る必要があり、
ビジネスになれば業界知識や業界単語などが、
必要になってくるのでは無いでしょうか。

また会話の相手がこちらの話を聞く体制を整えられる性格なのか、
こちらのレベルを理解して話すスピードを遅くしてくれるのか、
外国人の中国語に慣れているか等も影響してくるように感じます。

相手の話に訛りがあった場合に聞こえるか、
一部分を聴き逃しても、また知らない単語があっても、
全体の会話の流れを推測する事が出来るか等も、
会話を成立させるためには必要な要素のように感じます。

たまに日本人・中国人通訳者に対して
「中国語上手いのだけど、言葉の意図を伝えてくれない」
「日本語上手いのだけど、こちらの意味を理解していない気がする」
そんな事ってあるのではないでしょうか?

この辺は日本人・中国人の翻訳者が、
言葉の意味以外に相手方の文化や風習をどのくらい理解しているのか?
伝えたい人の気持ちや考えを理解して翻訳しているか?が、
経験や翻訳者の熟練度なども影響していると思います。

そのため翻訳を依頼して伝える行為は、
翻訳者のレベルに大きく依存して、
誤った要素を含んで伝える可能性があると思った方がいいのです。
本当、翻訳って難しいんですよね。

あくまでこの概念図は私の経験や実体験で思った事を元に作ったので、
「違うよ」という点も多々あるのかも知れませんが、
中国語ではなく日本語など他の言語に置き換えても、
似たような原則が当てはまるかも知れませんね。

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