昨日お酒を酌み交わしお互いを知るという話をしましたが、
私も中国人と仲良くなる際にこんな経験をしたことがあります。
※全ての中国人の思想ではありませんが参考に。

また社内での宴会やビジネスでの宴会などでの体験談を、
ご紹介したいと思います。

友人とのお酒の席席での中国人の行動と考え

仕事の席でジンダオはお酒飲めるのですか?という話になり、
それなりに飲みますよ。と答えた流れで食事会を彼と私で開催。

その中国人はお酒を注文すると同じペースで飲ませてきました。
同じペースで飲むために乾杯をするのですが、
お互い乾杯、飲み干す、次を注ぐ、そして飲む。

そのためお互いお酒を飲む量は同じになります。
どの位この日本人はお酒を飲むのだろう、
自分に付き合ってくれるのだろうと、
お酒を介して飲みながら私の気持ちを見ている訳です。

食事会では同じペースで飲んで、最後まで断らずに終了。

次の食事会で前回飲んだ中国人が中国人Bを連れてきました。
中国人Aの親友を紹介するという事で呼んでくれたのですが、
その会も三人、同じペースでお酒を飲んで終了。

ある程度認めてくれたのか、
それからは彼らと一緒の飲み会では同じペースで飲むなど強要はなく、
自分のペースで好きに飲むことになり、今では友人関係です。

凄く単純かも知れませんし、くだらないかも知れませんが、
自分と一緒にどの位飲んで、付き合って、話をしてくれて、
という事を見ているのだと思います。

シンプルですが分かりやすい。
相手のホントの表情を見ることができる手段かも知れません。

「あれっ、仲がいいんですけど、毎回乾杯なんっすけど?」
こんな場合もあります。
これには地域性、漢民族や少数民族、世代などでも
考え方や感覚が違っているように感じています。

社内でのお酒の席での中国人の行動と考え

社内で食事会でのお酒について。この場合は基本的に乾杯!は、
お互いの結束、酒を酌み交わし慰労を兼ねて。

気持ちを解してワイワイガヤガヤ、楽しく飲んで、
気持ちを通じ合ってと日本と全く変わらないのだと思います。

ただし営業と技術と相反する部が一緒だとすると、
お酒の量が多くなると気持ちも大きくなり、乾杯対抗戦などに発展。
営業には勝つぞ!技術には負けない!と、
飲むこともあるかも知れません。

これが行き過ぎてしまったり、
日頃のふつふつした気持ちが膨れ上がり、
爆発してしまうなんて事もあるようです。

親睦のつもりが酔っ払って俺が飲める、俺の方が飲める!で、
意味不明な最強王はどっちだ決定戦が始まる場合もあります。
酔った席ですから、こんな事もありますよね。

が!ここに日本人が入ると、
紹介した和気あいあいとだけでは無い場合も。

普段話しが出来ないから乾杯、あんたを知りたいんだよ乾杯、
自分アピールしちゃえ乾杯、宴会付き物なので乾杯、
日頃の恨み晴らします乾杯などあるように感じます。

日本人は日頃からアレヤコレヤと世話しなく働いています。
無駄話をスタッフとしない日本人も多いでしょうし、
日本人って忙しそうだしなぁと日ごろ距離がある中国人スタッフが、
宴会で乾杯!話そうと近寄ってくる場合。

凄く少ない部類と思いますが、多分凄い良い奴らです。

日本語が話せない中国人スタッフ、中国語が話せない日本人スタッフ。
仕事では翻訳した中国人経由で話すキッカケがない。
そんな時に俺を知ってよ!で乾杯!をしてくる中国人も。

これまた凄く少ない部類と思いますが、良い奴だと思います。
普段挨拶でもいいんで、中国語で話しかけてやって下さい。

日ごろ日本人と接触が少ない、けど自分をアピールしたい中国人。
ビール瓶一本飲み干します!な中国人も稀にいます。

自分を覚えて欲しい、ということですが、
盛り上がり楽しいですが、ほっといていいと思います。
仕事が出来るなら多分、普段から目立っているはずです。
仕事ができて交流がなかったのであれば、
これから距離を縮めてみましょう。

一人じゃ日本人と乾杯できない。
誰かが行くついでに乾杯をしにくる中国人。

礼儀を欠いてはいけないし、一人だけ乾杯しないのは悪いしマズイし。
同じ部のスタッフで一緒に乾杯しちゃえ!という人たち。
日常の平穏無事な業務は、
この人達が支えてくれているのかも知れません。

日頃の恨み晴らします乾杯。
乾杯をしきりにしてくる目が尋常でないような。
俺の酒を飲め!ふだん無理難題ばかりいって!と
ギンギンギラギラ目が何となく語っています(笑)

酔いつぶれる日本人を見て、
「日頃の恨みはらしました。By必殺仕置人」ではないですが、
貯まった憂さ晴らしに乾杯ラッシュ、総攻撃。
乾杯を逃げると「肝が座ってない日本人だ。」なんて、
影で言っているかも知れません。

飲んでやってください。倒れるまで。
それが嫌なら飲み比べて蹴散らして下さい。

蹴散らせばこの日本人、
今までの日本人と違っていると思ってもらえます。
そこまでやる日本人は数える程です。何事も中途半端はいけません。

ギラギラして異常な目のスタッフが、
意外と味方になるかも知れませんよ。

もう一つ、乾杯してこない中国人。
相当能力が高いがもう日本人に対して諦めている人、
能力はほどほど。ただプライドが高いだけ。
能力が高くこの状態の人は辞めていく可能性があるかも知れませんね。

ビジネスでの席での中国人の行動と考え

基本的に関係が薄い場合はお互いの本音の探り合い。
お酒を飲んで本音探し、
自分にどこまで付き合うかなど見定めをしている事も。
最初の友人作りと同じですね。

会によっては飲むペースを同じにして逃がさない為に、
各座席に125ミリグラムの白酒が置かれ、
皆が同じペースで飲むようにセッティングしている宴会も。

お酌をして逃げられません。同じスピードで飲むためです。
色々と対策を練って参加しましょう。

社内宴会もビジネス宴会も日本人が入ると、
日本人には辛い面が多いかも知れませんが、
入乡随乡(rù xiāng suí xiāng)郷に入れば郷に従え、
ケチらして、信用される日本人でありたいですね。