まだまだ知らないことばかりですね。反省です。

前回「CM中華メニューの発音に違和感。」の記事、反響があったのですが、
発音とは違う部分でお問合せがありました。

それは「チンゲン菜=青菜(qīng cài)」でなく「上海青」では?と言う質問。
私、今まで「チンゲン菜=青菜(qīng cài)」とばかり思っていたのですが、
詳しく調べるとそうとも言えないようです。

結論から言うと「青菜」は「中国の葉物野菜の総称」
ただし一部の中国人は「青菜」を「チンゲン菜」と認識して使っているようです。

辞書、中国人の友人、ネット、行き着けの八百屋の女将を総動員。
情報を調べてみました。

「チンゲン菜」の中国語は「青梗菜(qīng gěng cài)」または「油菜(yóu cài)」
ただし「油菜」は、その名の通り「アブラナ」を指す場合も。

それだと「青菜(qīng cài)」はどう言う意味になるのか?
実は、チンゲン菜、パクチョイ、しゃくし菜などの小松菜に似た葉物の野菜の総称。
または「野菜」を指す場合も。

ちなみに「上海青(Shàng hǎi qīng)」とは「チンゲン菜」の一種で、
「苏州菜(Sū zhōu cài)」「四月慢(sì yuè màn)」「矮萁青(ǎi qí qīng)」
「青江菜(qīng jiāng cài)」などの種類もあるようです。

折角なので近所の行き着けの八百屋でも質問。
販売している「チンゲン菜」の山を指差して、
「これなんて名前?」の質問に対しての回答は「青菜(qīng cài)」

「けど”上海青”って言わないの?」の質問には、「そう!”上海青”」
「”青菜”は総称、細かく言うと”上海青”」と回答を貰えました。

上海では俗称として「青菜」で「チンゲン菜」として使っているようですが、
「青梗菜」や「上海青」が、より良いようです。

勝手に任命「今すぐ中国語の広東省特派員」からの報告では、
広東省ではスーパーの商品ラベルには「上海青」と表記しているそうです。

レストランで「有什么青菜(yǒu shén me qīng cài)どんな野菜がある?」
と質問を行う場合もありますが、
他には「有什么青菜种类(yǒu shén me qīng cài zhǒng lèi)どんな野菜の種類がある?」や、
「有什么时蔬(yǒu shén me shí shū)どんな季節の野菜があるか?」
と質問するという中国人も。

私自身「青菜」は「チンゲン菜」とばかり思っていたので、
前回記事の「炒青菜=チンゲン菜炒め」となっていますが、
より正確に言うと「炒青菜=青菜(あおな)炒め」がいいようです。

まだまだ知らないことばかり。反省反省です。

今日の振り返り!中国語発声

青梗菜 (qīng gěng cài) チンゲン菜

油菜 (yóu cài) チンゲン菜

上海青 (Shàng hǎi qīng) チンゲン菜の一種

青菜 (qīng cài) 青菜、葉物野菜の総称