運送業界に新しい動きがありました。
各社の付加価値戦争に突入するかも知れません。

地下鉄で刷新されていた広告カンバン。
広告主はWechatでお馴染み
テンセント社も投資するECサイト「京东(jīng dōng)京東」
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赤い文字で大きく「今天购今天达(jīn tiān gòu jīn tiān dá)今日購入、今日届く」
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日本の首都圏ではお馴染みの配送サービスと思いますが、
本日注文すると本日中に届くというもの。

配達員には非常に可哀想なサービスにも思えるのですが、
中国上海でもついに、付加価値の付いた物流サービスが登場。
顧客ユーザの囲い込みに動きが出てきたようです。

もちろん当日到着には条件があり、
京東の自営商品で11時までの注文が条件で本日中の到着。
23時以降の注文の場合は翌日の15時までに届くとの事。

この書き方だと推測するに、11時までの注文だと当日中に届くのでしょうが、
場合によっては24時の針を回るギリギリまでに届いてもOKな書き方にも見えます。

また自営管理品に限るというのも、システム導入の範囲が限られている、
スタッフの運用範囲も他社代行販売と異なるのだと思います。

もともと京東の荷物は注文をすると配送予定日が携帯に届き、
荷物が近所まで配送された時点で、会社などへの配送の場合は、
夕方届けても受け取りが可能か、または翌日にした方が無難では?
などカスタマーセンターから連絡がくる運用になっており、
この辺は非常に共感できる点で優れています。
※もちろん中国語での連絡です。

何れにしても今日依頼して今日中に届くのであれば、
緊急なお取り寄せ品などは助かりますし、
付加価値の高いサービス競争が生まれれば、中国的な配送間違い、配送遅延、
小口間違いなどの運用ミスもドンドン無くなっていくのかも知れません。
こんなサービス競争は大歓迎です。

今日の振り返り!中国語音源

下单 (xià dān) 注文

送达 (sòng dá) 配送/届ける