中国語を学習していると中国にお見えの場合もあると思います。領事館からも注意勧告されていますので注意して欲しいですね。詐欺行為ですし海外ですので注意して行動して欲しいですね。

会員からこんな連絡がありました。中国で日本人を狙った詐欺行為が発生していると聞きました。「二人組のカップルが英語で「tea ceremonyに興味があったら一緒に行かないか」と誘ってきて、小さな店に入ると数種類のお茶を飲ませて、最後に高額のお茶を売りつけて飲んだお茶代を請求」というもの。

実はコレ、ずーっと昔から上海である詐欺行為で、まだ残っていたのねというのが正直な気持ちでした。私も身近な所でこの行為を目にした事があるので、その話も踏まえてご紹介したいと思います。

ちなみに普通のお茶屋さんは試飲無料。一切費用は取られません。

連絡があったパターン以外に、道を歩いていると声を掛けられて「日本語を勉強しています。教えて下さい」と一人または二人組の中国人が声をかけてきて、近くのコーヒーショップで教えてくれという詐欺。店に入ってコーヒーを頼むと、その請求がとんでもない金額を請求される。

昔、私は中国語学校の運営に携わっていた事があり、日本からお越しになる生徒さんも多かったのですが、日本からお見えの生徒さんには注意事項をアナウンスしていたのですが、詐欺の一件についてもアナウンスをしていました。ある生徒さんが上海に到着して授業が始まった数日後。

まさに先程の詐欺行為を受けてしまいキャッシングしてしまった、と連絡が。確か当時の金額で数千元を支払ったとの話でした。

次は私の友人。私の学生時代の友人が駐在員で上海にやってきました。赴任したての頃に中国あるあるやらを話して、詐欺についても伝えておきました。

その翌週。携帯が鳴り「どうやらお前が話した詐欺行為を受けているかも。今、店に来ている。」と連絡が。

「おいおい、今から向かおうか?」と伝えると。「大丈夫」との連絡を受けたのですが、結局は、数千元を支払うことになったそうです。

実際に私が経験した訳ではないのですが、店でごねると大柄や腕っぷしの強そうな中国人が出てきてプレッシャーを与えてくるのだとか。店内は完全にアウェーですから支払うしかないんですよね。

ちなみに何れの話も観光客が集まる、南京東路で起きた事件です。

そんな私もこんな経験が。南京東路を歩いていた時に話しかけられた事があります。既に詐欺行為の話は知っていたので「きたきた」という頭で話を聞いていました。

基本的に私は日本人に見られることはないので、話しかけられる事が少ないのですが「公園に行きたいが場所は知っているか?」と中国語で話しかけられました。

当時はスマホがない時代。私は上海の街歩きをする際に地図を持ち歩いていたので、公園の名前を聞いて答えようと質問すると、取り出した地図をみて「ありがとう」と言って立ち去りました。本当は連れて行ってもらうつもりが、地図を取り出したので怯んでしまったのだと思います。

旅行で日本から来ていると「違う出会いがあるかも。」と思ったり、私のような人から話は聞いていても「私だけは騙されない」と思う気持ちがあったり。行為を受けた際にも、いやーこれって違うのかも。と迷う気持ちがあったり。騙されていると思ってなかったり。

そして不思議に思うかも知れませんが、なぜ日本人が声かけられるの?という事ですが、日本人は服装や格好、顔つきで分かるんですよね。手にガイドブックを持っていたり、グループで動いていると日本語を話すので話し声が聞こえてきたり、そんな所を相手は見逃さずにターゲットを物色しています。

自分だけは大丈夫と思わずに、変に話しかけられた時は無視が一番ですので、気をつけてもらえればと思います。