中国で秋から冬になると食したくなる野菜があります。日本ではあまり馴染みがない野菜。

それはコレ。葉っぱがモジャモジャとそそり立つ野菜。その名もターサイ。中国語では塔菜(tǎ cài)その形から、菊花菜(jú huā cài)や、太阳菜(tài yáng cài)と呼ばれることも。

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九州では高菜やからし菜と呼ばれる、アブラナ科の野菜を炒めものにして食べる機会が多く私も好きなのですが、このターサイも実はアブラナ科。

中国の市場で発見した瞬間。ビビビッ!と感じるものがあり、直ぐに買い込んで調理をしたのを覚えています。その為、この季節から春先までは我が家の食卓では定番の野菜。

ちなみにこの野菜を使ったポピュラーな中華料理は、このターサイと竹の子の薄切りを一緒に油で炒めた一品。

シャキシャキのターサイとコリコリの竹の子が癖になります。もし、冬の季節に中国に旅行など来た場合、ローカル中華レストランでは置いている定番メニューなので、試してみるのをオススメします。

自宅で調理をする際は、椎茸、ひき肉と一緒に炒め物。葉っぱの根本部分を包丁でカット!カットすると芯はこんな感じ。わさびの根っこな形状です。
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ターサイは泥が付いている事があるので、切り落とす前と後で水につけて汚れ落とし。油を引いて熱した鍋やフライパンに、豚肉のひき肉を全力投入。

ひき肉に火が通った頃合いで千切りのシイタケとターサイを入れてシャカシャカ炒め。馴染んでくる頃に醤油と砂糖、ほんだしを入れて、最後に胡麻をまぶすとじゃ~ん完成。
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調味料が面倒だ。という人はめんつゆを、ぶっかけて炒めても問題なしです。緑の味と香りと歯ごたえが意外と癖になる、ターサイなのです。

今日の振り返り!中国語発声

塔菜 (tǎ cài) ターサイ