会社の出張でのよくある出来事。
スピードメーターに目をやると、100キロ近い速度で、
ゴーゥゴーゥと横の車を抜き去る運転手。

運転手のシートベルトは当たり前のように、
付けてはおらず、シートベルトは垂れ下がったままになっています。

そんなシートベルトの状態で、
車間距離が一切ないトレーラの間を、
スルリッと間一髪!
くぐり抜け我が先にとカーレースは続きます。

そのカーレース意味、誰も勝者はいないのに・・・
接触があったら私はワタシの体は、、、と頭を過ぎることの多々。
ちなみに運転手はレンタル車の会社の社員。
そのため、荒い運転や依頼を聞かないと、変更も可能。

と、思いきや会社業務部と関係がよくなったり、
運転手がスタッフと同郷が多かったりすると、
いつの間にか、チョットずつ関係が出来上がって、
変更ができない状態が完成。

こんな部分でも中国の人脈社会を、ちょっとだけ垣間見る時です。

街中のタクシー運転手に目をやってみましょう。
彼らも同じくシートベルトは付けてない事が多々あります。

中にはシートベルトを挿しているように見せかけて、
実は挿していないという、「そこまでするなら挿せばいいじゃない!」的な、
タクシー運転手も。警察から見つかると、当然罰金ですからね。

タクシーの助手席に乗ってシートベルトを刺そうものなら、
「何をお前は付けてるんだ、俺の運転は大丈夫だ、安心しろ」の一言。

さすが自分に絶対的な自信を持つ中国人らしい反応です。
しっかし、どこからそんな根拠の無い自信が湧き出すのか、
ワタシには未だ理解が出来ません。
たまに日本人にもいますよね。
そこまで抵抗しなくても、素直に付ければいいのに。

安全带(ān quán dài)、安全な帯と書いて、シートベルト。
シートベルトを締める、付けるは系(xì)を使い系安全带(xì ān quán dài)。

付けるだけじゃだめ!チャント付けて!
そうなると、便利漢字の「好(hǎo)」を使って、系好安全带(xì hǎo ān quán dài)。

強情で締めてくれない運転手には、请(qǐng)のお願い、依頼系を用いて、
请系好安全带(qǐng xì hǎo ān quán dài)どうか、しっかりとシートベルトを締めて下さい。
と言って事故の被害を留めるお願いをするしかないのです。

今日の振り返り!中国語発声

安全带 (ān quán dài) シートベルト