基本的にローカルレストランで夕食を取る機会が多いのですが、
その時々でローカルの流行りやトレンドを目にすることが多く、
食事以外でも中国の変化を楽しむことができます。

行きつけの舟山海鮮レストラン。注文を済ませて席に着席。
料理が出て来るのを待っていると、大きな袋を抱えた男性が登場。
それぞれの席にこんな品を置いて、そのまま出て行きました。

色とりどりの2つの容器。
この容器、中をキョロリと覗くと、爪楊枝入れになっています。
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容器に書かれている「代驾(dài jià)」の文字。
これ「代行運転」のことなのですが、昔の中国ではあり得なかった事。

05年の上海、飲酒運転は当たり前。
代行運転なんて使わずにそのまま酔ったままで運転して帰宅する人、
非常に多かった時代です。中国人以外に日本人でもチラホラ。
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正直な話、見つかっても即刻免許停止!的なおとがめではなく、
勾留され酔いを覚まして開放という比較的ノンビリとした処罰でした。

数年前から首都高を降りると検問が始まり、
タクシーを除く車両は抜き打ち検問。
酒気帯び運転のチェックが厳しくなり、
この辺は日本と同様、時代とともにという感じがしています。

そんな時代の移り変わりにそって生まれているビジネス、代行運転。

スマフォでWEBから、もしくは電話でご近所に待機している、
運転手を呼んで代行運転を依頼。目的地を伝えて代行運転をしてもらいます。
時間帯、距離で価格は変わり、検問など厳しくなっている上海の街を、
酔ったお客を乗せ快走しているようです。

レストランのオーナーに聞くと、
タダで配布している爪楊枝入れらしいんですね。

レストラン的には無料で爪楊枝入れが手に入る。
代行運転側からするとターゲット層へのアピールと顧客獲得。
レストラン客からすると酔った後に、
身近な爪楊枝入れを見て代行運転を呼ぶ。

と、うまい具合に三者間の関係が成り立っているようです。

WEBやスマフォがメインとなっていても、
ターゲットに認知されないと意味がなし。

その為、目につく場所への爪楊枝入れ配布活動を、
地道にレストランを廻って、行っているのでした。
ビジネスの成功に近道はないようです。

今日の振り返り中国語音源

代驾 (dài jià) 代行運転

喝醉 (hē zuì) 酒に酔う

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