2008年5月12日、私は四川省凉山彝族自治州という、
山奥の街にバックパックで訪問。
訪問中にあの四川省地震を経験。

凉山彝族自治州の地図

当時福岡から友人一行がこんな山奥へ、
ボランティア活動の為に訪問。

バックパック中の私に声がかかったのは、
同行して力仕事と通訳のお手伝いの要請。

ボランティア活動の主な目的は、
イ族の子ども達が通う小学校への表敬訪問。

ここは少数民族イ族(彝族[Yí zú])の村。
遊牧を主とする彼らは非常に貧しく、
勉強道具すらまともに持っていない、
そんな事情を知った友人が、
有志を集めて訪問を計画したのです。

山を越え目的地へ向かう道すがら、
お土産で購入したサッカーボールが破裂。
実はこのエリアは、1500mから2500mと、
カナリの標高があり、膨らみすぎたのです。

二時間近い移動の後、到着した小学校。
到着はお昼だったのですが、生徒は外に集まり、
午後の運動タイム。

代表の生徒が前に立って、体操の指導をしています
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そんな子供達を見守る、保護者の皆さん。
普段は仕事のようですが、
この日は異国人を見るために大集合。
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子供達は高い標高の日差しの影響なのでしょう、
真っ黒に日焼け。そして垢抜けない洋服。
何だか”三丁目の夕日”的な服装。

運動タイムが終わると、校長先生が私達の紹介。
子供達は拍手と共に笑顔で迎えてくれました。
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高学年のクラスに数人の日本人が分かれて、
日本の事を紹介する時間を校長先生が手配。
私も授業に参加させてもらうことに。

子供達が驚いたのは、初めて見る中国語を話す日本人の存在。
目をキラキラさせて、話を聞いてくれます。

日本という国を知らない生徒もいるので、
地図を書いて場所の説明。

担当教師から「日本の歌を教えて下さい。」と言われ、
思いついた歌は「チューリップ」。簡単でゆっくりテンポですから。

「咲いたー、咲いたー」
「咲いたー、咲いたー」

「チューリップのー」
「チューリップのー」

1フレーズずつゆっくり大きく歌う後から、
生徒たちが声を合わせて歌います。

耳が良いのか、みんな一度聞いただけで、
歌えるから不思議です。歌い終わるともう一度みんなで大合唱。

大合唱とともに授業は終了。
普段では味わえない、有意義な経験をさせてもらった時間でした。

記念にみんなで集合写真。
この時私の気持ちは、「お前ら、俺の大切な生徒だっ!」
金八先生になれた瞬間なのでした。
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生徒に関する色々な表現方法。

学生 (xué shēng) 生徒
小学生 (xiǎo xué shēng) 小学生
初中生 (chū zhōng shēng) 中学生
高中生 (gāo zhōng shēng) 高校生
大学生 (dà xué shēng) 大学生
留学生 (liú xué shēng) 留学生

今日の振り返り!中国語発声

学生 (xué sheng) 学生/生徒