電話を取ると「自宅で食事会しましょうよ。来ない?」
仕事でお世話になっている山東人に誘われ自宅に訪問することに。

今回の参加者は私の友人の上海人、
招いてくれた主人と同じ山東生まれ同郷の劉さん、
主人の仕事のパートナーの張さんの合計4名。

張さんしこたま飲む人なので、さてどうなるやら。

基本的には材料を準備して主人と上海人が調理。
一部の料理はテイクアウト品。

そして今回のメインディッシュの登場。
じゃーん羊の丸焼き。
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内モンゴルから取り寄せた肉を一旦煮込み、
その後オーブンで強火でカリッ。その後、弱火でジックリと火を通したそうで、
煮込んでいるので、身はホロホロと骨から取れ、時間を掛けただけあり味も確か。

臭みもなく楽しめたのですが、
調理方法からして朝から色々準備をしたのだろうと想像ができます。
有り難い話です。

話が盛り上がり、美味い料理があるとお酒も進む訳でして、
やっぱり出ました白酒。42度と52度を準備したそーです。
何だかんだで皆さんで二本空けてました。
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ほろ酔いな状態で主人がキッチンへ駆け込んで何やら準備。

「ジャーヂャー」と何かを油であげる音が聞こえて来たので、
キッチンに足を運んでみると、そこにはキッチンにあってはイケない品が袋詰。
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それは、セミの幼虫!もしやと思って揚げる鍋を見ると、
このセミを素揚げしていました。うーん食べるの?
揚げているから食べるんだろうなぁ。

5分ほどして皿に乗って出てきたのは、カラッと上がったセミさん達。
よーく揚がってます。皿の奥に控えるは胡椒。この胡椒を付けるそうです。
皿に乗り胡椒を付けるってことは、もちろんこのセミを食べる訳です。
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話を聞くと実は山東ではセミを食べる文化があるんだとか。
昆虫食が意外と浸透していてセミ以外にもサソリなども食べるのです。
セミは沖縄でも食べるという話を、ダチョウ倶楽部の肥後さんが言ってたような。

以前、山東済南という場所に訪れた時、
街なかでウジャウジャ昆虫を売っていたのを覚えています。
新幹線乗り場のお土産コーナーにも販売していたほど。

聞いてみると内モンゴルの羊とは別で今回の為に山東からセミを取り寄せたとの事。
私達の為に取り寄せた品、白酒でほろ酔いな状態です。
食べない訳にはいきません。さっそく試食してみることに!

ただこの日の朝、セミが自宅玄関に止まっていて、
羽が絡んで飛び出せない状態を開放。空に返してあげたばかり。

朝一つのセミの命を救ってあげたのに、
それ以上の数のセミの命を今夜食べてしまうのだと思うと、
世の中の不合理さを感じられずにはいられませんでした。

ごめんね、セミさん。
パクっ。シャリシャリシャリ。
パクっ。シャリシャリシャリ。

セミの抜け殻部分に当たる部分が素揚げされて、
歯ごたえ良し。川エビの素揚げの殻的な感じ。
「それなら川エビを食せ」なんていう話はこの際なし。

正直それ以外は味が無い。非常に淡白。
全体的にグミというかグルテンというか、モッツァレラチーズというか、
その位のしっかりとした歯ごたえ。胡椒を付けるのは、この淡白な味を補うため。

正直悪くはないですが、まーコレをオカズに白ご飯は進まない。
お酒のつまみですね。とシャリシャリ食べていると、主人また台所へ。
数分後、「ジャーヂャー」と油にあげる音が。

セミって木に止まって鳴く時も油で揚がる時も、
同じような音を出すんだと分かったのでした。

そしてまた皿に乗ったセミが登場。
「さっきより軽めに揚げてみた」そうです。(笑
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ただこの昆虫食、高タンパクで昆虫自体の成長も早く、
将来人口増加の際に期待される食品という話もあり、
まーアリなのかも知れませんが、白酒の酔いのお陰で食べれたようにも思えます。

もし山東の済南、聊城という都市にお出かけの際は、
街なかを探してみてはどうでしょうか。この辺がセミが有名な場所だそうです。
素揚げをビールで。オツな夜になりそうです。

今日の振り返り中国語音源

昆虫 (kūn chóng) 昆虫

蝉 (chán) セミ

知了 (zhī liǎo) セミ

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