我が家のアパート内に気がつけば、椅子と手すりの取り付けが完了。
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留守の間に設置されていたようですが、我が家のご近所さん、結構な高齢者住宅と化しています。

既に退職されて悠々自適な方たちなのですが、建屋にはエレベーターがなく、階段で昇り降り。最上階は6階のため途中で休憩地が欲しい所。

カンバンも設置していますが、ご老人向けのこの設備。人にやさしい中々のアイデアですが、ちょっと疑問点も。
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この手すりどうやって壁に取り付けたんだろう。という点です。正直我が家の建物は耐震構造無視の、フニャフニャアパート。

日本のようにコンクリートやブロック、鉄筋を用いて作った建物ではないです。これは断言できます。

ブロックの代わりに赤いレンガを積み上げて、6階アパートを建築。三匹の子豚の世界が上海にはまだ残っています。

そんな赤レンガにどうやって取り付けたのか?多分ネジを差し込んでいるんだろう、と推測。次の疑問は手すりに全体重の負荷を掛けて耐えられるのか?
という点。

その数日後・・・・。手すり、取り付けられた場所に既になく、無残に窓辺に置かれていました。やはり案の定ネジで取り付け。
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6つの箇所をシッカリハメていたようですが、全体重をかけたらソリャ取れますわ。中国ではよくあるのですが、まずは結果が最重要項目。

今回で言うと取り付けたという事実が最も重要。取り付けたあとの継続性(使われ続ける事)は、どちらかと言うと二の次です。

既成事実として実行して成功した!ことが重要。壊れた事はまー仕方がない、物は壊れるし。また壊れたら日を改めて付ければいいじゃない、という感じになります。

日本だと設置するからには、壊れないよう使ってもらう後々の事も考えて、、、と物事を進めますが、この辺は中国人の考えとは相反する点。

壊れたらまたその時に考える。だって壊れる可能性もあれば、”壊れない”可能性だってある。壊れるか分からないのに、壊れる事を考えても時間が勿体無いでしょ!という感じです。

結構この考え方、良く見受けられる中国人の思考パターンの一つです。

壊れたを表現する中国語、坏了(huài le)

坏了の中国語には、「壊れた」という表現以外に、「腐った」という意味もあります。生活で結構使える単語ですね。

差点儿坏了 (chà diǎnr huài le) 危うく壊れるところだった。
有一点坏了 (yǒu yī diǎn huài le) 少し壊れた
都坏了 (dōu huài le) 全部壊れた。

今日の振り返り!中国語発声

坏了 (huài le) 壊れる/腐る
※「le」は本来は軽声ですが、音源の関係上、四声の音源を使っています。