「鬼子 (guǐ zi) 憎悪をこめた呼称」の音声は以下から。
※「zi」は本来は軽声ですが、音源の関係上、四声の音源を使っています。

近所のマッサージ店でのこと。
つい最近見つけた店。オーナーの方が中々感じもよく、
腕が良いので通い始めています。

費用は45分58元。約1000円位です。
中国はマッサージが安いので大変助かっています。
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店内に入った時は別のお客様の按摩中。
後10分で終わるからと、横の按摩ベットに腰を下ろしていると、
TVから聞こえてきた日本語。
よく見ると、出ました中国TV名物。『抗日戦争』ドラマ。

中国戦争ものドラマにおいて、日本人=完全に中国人の敵。
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ドラマもある程度パターン化されていて、最終的には日本人を倒す中国人。
日本で言う水戸黄門や遠山の金さん。ある程度決まったパターンで話は進行。

悪代官やちりめん問屋にあたる役の悪い日本人を、
中国人が倒してメデタシメデタシ、な感じです。
日本人の顔色が妙に悪かったり、一般的に悪どいメーク仕様です。

今回流れていたドラマは、意外と人間的な描写がなされて、
エエッっ??と、意外。
ある中国人へ個別に戦いを挑もうとする一人の日本人軍人。

その軍人と上司である長官のセリフのやりとり。
『キミは無駄に戦って死ぬのではなく、活きて日本へ帰るのが祖国のためだ』

こんなセリフが中国のTVから流れるとは、思っていませんでした。
中国もチョットチョット変わっていってますね。
抗日TVドラマからは、よく”鬼子”という言葉が流れてきます。

”鬼子”とは蔑視の言葉。日本人に対しては日本鬼子(Rì běn guǐ zi)や
小日本(xiǎo rì běn)と使っています。
小日本は”小さい”という表現なので、”小さい日本”という事で蔑視しているのです。

蔑視以外には日本人と知っているが、
名前を知らないから、「小日本」=「日本ちゃん」という意味で、
使っている場合もあったようです。

”小”の使い方が、必ず蔑視の意味に当たらない為です。
抗日ドラマを聞きながら、按摩を続けるオーナー。
その横で腰を掛けて、抗日ドラマを見ている日本人。

ワタシが日本人だと判ったら、
オーナーはどんな表情でどんな行動に出るのかな、
など思いながら按摩の順番を待っていました。

蔑視の言葉は覚えていても、使わないに限ります。
聞こえてきても知らないふりに限ります。
聞こえて怒っても意味はなし。知って使っても意味はなし。
使う相手と距離を置くため、警戒するために知っておきましょう。

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