秋の味覚と言われる日本人が愛する「秋刀魚」が最近の中国トレンド食材のようです。

中国語は日本語と同じ「秋刀鱼(qiū dāo yú)」今年の日本は大漁!らしいですが昨年はサンマの漁獲量が減った!売値が3万を越えたと少し残念なニュースを目にしましたが、中国では日本のようにサンマを普段の生活で見かけるようになりました。

今回は中国で目にする機会が増えたサンマについてご紹介。

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サンマを目にすることが増えてきた中国

中国で目にするようになったサンマ。数年前からスーパーや市場で見かける事もあったのですが、中国人の日本旅行ブームが追い風になって上海は空前の日本食ブーム。そこでサンマの登場なのです。

中国人が経営する本格的な居酒屋から、見よう見まねのなんちゃって居酒屋が竹の子のようにニョキニョキ営業を開始。

非常に流行っているのですが、基本的なメニュー構成は各店舗とも同じ構成。冷凍食品のお刺身がベースとなっているので、店舗が違っても基本的には類似したメニューで営業をしている場合が多いです。

ただし日本式の居酒屋が流行ったお陰で冷凍食品のラインナップも増え始め、数年前とは比べ物とならないほど手軽に日本食品が入手できるようになり、その一つとしてサンマも目にする機会が増え始めています。

中国で入手ができる冷凍サンマはロシア、カナダ、台湾産などです。

中国の日式居酒屋で秋刀魚定食を実食

目下ダイエットに励んでいるパートナーの中国人曰く、脂っこい中華より日本食がヘルシーだ!と言う訳で、一緒に食事に行くと日本食屋をチョイスする場合が多くなりました。

以前紹介した「ビートルズ風居酒屋」へ足を運んだのですが、お昼のメニューで目についたのが「秋刀魚の塩焼き定食」を注文してみました。

注文して15分程で出てきたのは・・・サンマの塩焼きではなく、サンマの開きの登場。焼き具合は良いのですが味は非常に淡白。そして残念なのがサンマに肝心の脂が乗っていない点。

蒲焼き風の味付けにした方がよっぽど美味しいと思うのですが、秋刀魚の良さをうまく調理に活かせていないようでした。
中国の秋刀魚の塩焼き定食

中国のさんま塩焼定食ズーム

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日本食以外の中国人のサンマの食べ方とは?

日本式以外になると、中国人はどのようにしてサンマを食べているのでしょうか?

立ち寄ったコンビニで見かけた製品。「盐烤黄花鱼(yán kǎo huáng huā yú)塩焼きキグチ」「日式秋刀鱼(rì shì qiū dāo yú)日本式サンマ」の二種類。キグチの味付けは蜜汁辣味、サンマの味付けは五香味。

「蜜汁辣味」は少しの甘みに唐辛子の辛さのダブルコンボ。「五香(wǔ xiāng)」は八角や山椒、ニッケイなどの粉を混ぜた中華風な味付け。

パッケージの中身は小分けタイプ包装でした。味は想像以上に食べやすいのですが脂がノリはなし。
サンマを使った調理食品全体

サンマを使った調理食品小分け

同じく「来伊份(lái yī fèn)」と呼ばれるお菓子の量り売りの店舗で見かけた「日式风味 秋刀鱼」と書かれたパッケージ。どうやら日本風にアレンジしたサンマ製品らしいのですが、味付けは香辣味と五香味の二種類。味付けは日本風でなく中華風。

どんな味付けだろうか?と思いつつパクっと一口。スパイシーな味付けで意外と食べられるのですが、こちらも残念ながら日本風とは程遠い味付けでした。
中国で見かけたサンマ製品

何れの製品も日式と表示がされているものの「五香」などの中華風。中華風と割り切れば味付けは良いのですが「日式風味」と表示されていると、塩味や砂糖醤油的な味付けを思い浮かべてしまうので「日本風の味付け」とは少し隔たりのある中国の日本風なのでした。

日本風に近いサンマの一本焼き

それでは中華料理でサンマは使わないの?と思われるかも知れません。中華料理から離れますが、夜の町に見られる「烧烤(shāo kǎo)あぶり焼き」と呼ばれる炭焼きグルメで、サンマの一本焼きを提供している場所もあります。

このあぶり焼きの味付けも基本的にシシカバブーと同様に、唐辛子、クミン等のスパイスを利かせたサンマの炭火焼き。炭焼きであるものの日本のように脂ジュージューをいう感じは無し。
中華風の炭焼きサンマ

またテイクアウトの台湾風お弁当屋にサンマ定食があったので購入したのですが、ビートルズ居酒屋よりも日本風なサンマがご飯の上に乗ったお弁当なのですが、カナリのロースト具合でサンマの身がパサパサの状態でした。
台湾レストランのサンマ

日本の秋刀魚と味が程遠い中国サンマのお味

中国で味わえるサンマ。残念ながら日本と比べると脂が乗っていない分、スパイシーな味付けの方が食べやすく日頃中国人に馴染みのある味付けなので受け入れられているのかも知れません。

もしくは調理前は脂が乗っていて調理や加工技術がうまくないので脂が落ちてしまうのかも知れません。

稀にスーパーや市場で冷凍のサンマが販売されている事もありますが「烧烤(shāo kǎo)」で使っているサンマと同様のサンマでしょうから脂のノリは同じだと思い一度も購入したことがありませんが、調理方法の問題であれば日本風に調理すると意外と美味しく仕上がるかも知れません。

日本のサンマは素材が良いので余計な味付けは不要。食材本来の味で勝負が行えるのでしょうが、現段階の中国では残念ながらシンプルな味付けでは物足りなさを感じてしまいました。

中国人にサンマは刺し身で食べられるというと「えっ!お腹をくださないの???」と疑問を抱くのも、中国で今回ご紹介したサンマが彼らの概念のベースになっているので、サンマが刺し身で食べられると思いつかないのだと思います。

それにしても日本の漁業や物流の技術が優れ、調理技術が中国以上だからこそ。日本の技術って素晴らしいですね。何れにしてもサンマの美味しい調理術は、サンマと付き合いの長い日本人に分があるようです。

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今日の振り返り!中国語発声

秋刀鱼 (qiū dāo yú) さんま

烧烤 (shāo kǎo) あぶり焼き