中国で生活をするとタクシー、社用車、長距離バスなど、自動車を利用される日本人も多いかと思います。中国人の運転、彼らには彼らなりの日本人には分からない、運転ルールやマナーがあるのだと思いますが、それにしても車間距離が近かったり、追い越しがマリオカートなみだったりと少々怖い目に会うことも。

バーチャルな世界だったら問題ないのですが、現実世界でゲームオーバーだけは勘弁して欲しいです。

そんな激しい運転事情の中国。車のバックミラーを見てみると、よく赤い紐で出来た飾りがぶら下がっている事が。

赤い紐以外にも毛沢東の写真が飾ってあったり、翡翠が飾ってあったり、福の文字であったり、笑顔の大黒様であったり、午年の今年は馬のキャラクターが飾られていたりします。
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この赤い紐を含めて飾りを掛ける理由、これ日本で言うお守りだそうです。確かによーくみると「平安(píng ān)無事」という意味が書いてあったりします。

毛沢東を飾っている人は多分、愛国心の塊なのかも知れません。と、勝手に思っていたのですが、毛沢東自体もお守りらしいです。ちなみに、毛沢東が一番効果があるお守りだ!という話も。

いつの間にやら、国の指導者からお守りの神様になった毛沢東。有名人も大変です。

この掛けている製品名は「汽车挂饰(qì chē guà shì)」と呼ばれ、掛ける事を中国語で「挂(guà)」といいます。

挂を使ったその他の表現

挂衣服 (guà yī fu) 洋服を掛ける
挂帽子 (guà mào zi) 帽子を掛ける
挂地图 (guà dì tú) 地図を掛ける

ちなみに「挂(guà)」には「電話を切る」という意味もあります。なので、電話を切る時に最後に「挂了(guà le)」を付け足すと、
「切るねー」という表現に。色々な挂(guà)、覚えて使ってみましょう!

今日の振り返り!中国語発声

挂 (guà) 掛ける