まー難しい話だと思います。そんなに甘くはありません。
日本に帰国した際に食事をしていた居酒屋のカウンターでの出来事。

偶然席が隣になった日本人と話をしていたのですが、
新しく商売を始める予定でどうしても中国人とのコネクションを作りたく、
何とかある企業のポジションが高い中国人と、
時間を取り付けて接待をしたと話を聞きました。

その日本人曰く中々の場所をセッティングして接待開始。
費用的にもそれなりだったそうですが、その割には反応が良くなかったそうで、
上手くいかない・・・と頭を抱えていました。

凄くご自身で準備に奔走したのにと言う事だったので、
酒の肴に話を聞かせてもらいました。

話を聞いて一つ感じたのは、何一つ相手に響いて無いという点と、
そこに本人自身が気づいていないように感じました。

理由は、自分はコレだけやったのに。という自分基準だったからです。

よく考えてみて下さい。
もし相手の中国人が接待慣れしていたらどうでしょうか?
今回の日本人がセレクトした店より普段から、
他の企業から接待されている店が良い可能性もあります。

接待慣れをしている場合、
一回程度良い店に接待したからと言って、心を許してくれるでしょうか。

紹介の窓口になってくれたお互いの知り合いのメンツを考えて、
一回程度は会食に付き合う、そんな程度の感覚なのではないでしょうか。

また接待した日本人と関係を作って、
中国人自身に何か大きくメリットになる事があるのか?
接待を受けた中国人に取っては、今後関係を続けるかを考えると大きなポイントです。

正直、日本人から聞いた話だけで判断は難しいのですが、
中国人は「ご飯を奢ってもらってご馳走様でした」程度の感触で、
日本人は「接待をしてお金もかかったし何か切っ掛けを」という感じ。
中国人が一枚も二枚も上手なように感じます。

接待した日本人から何かアドバイスを求められた訳でもありませんし、
偶然横の席に座っただけの関係なので、中国人とは、、、っと話をしても、
向こうがチンプンカンプンになるので「大変ですねぇ」という事で、
その場はお開きとなりました。

冷たく感じるかも知れませんが、中国人って地方で性格も違いますし、
年代やら働いている会社やらとその人の置かれている環境で、
日本人と同じように違う訳でして、
中国人とは!と話しても混乱させてしまい意味が無いので、
語らないで終わりにすることとなりました。

何にしてもメリットが高いと思わせないと付き合いは始まらないですし、
一回や二回の食事で良好な関係を築ける訳ではない事は、
中国に関する書籍を読んで事前知識として学ぶ必要があるように思える出来事でした。

今日の振り返り!中国語発声

招待 (zhāo dài) 接待

接待 (jiē dài)  接待