最終日の煙台。
打ち合わせも無事に終え、上海戻りの便までの三時間ほど空き時間が。
折角なので市内観光をしたのですが時間の都合上、
今回は「張裕酒博物館」を訪れることに。
煙台市内の海沿いの近くにある博物館。
チケットは大人一枚80元。
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1892年に「张弼士(zhāng bì shì)」氏が創設。
61ムーの土地を利用しワイン園から製造までを開始。
「张裕」の由来は創始者の「张弼士」の一文字「张」と、
「张弼士」がよく使っていた文字「裕」を組合せた事が由来となっています。
博物館内は「张裕」の歴史とワイン製造の過程を見学ができます。
![](https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2017/08/20170826231828-400x300.jpg)
博物館内にはテイスティングが出来るエリアも。
ただし無料ではなく5元。折角なので飲んでみようと近づいてみると、
漢字を見る限り全てワインではない!
あとで調べてみたのですが、左から「三鞭酒(sān biān jiǔ)薬用酒」、
「白兰地(bái lán dì)ブランデー」、「味美思(wèi měi sī)ベルモット」、
「雅士干烈(yǎ shì gān liè)グラッパやマール」
「味美思(wèi měi sī)」とは、「ベルモット」と言われ、
白ワインに香草やスパイスを配合しているお酒。
「雅士干烈(yǎ shì gān liè) 」とは、「グラッパ」や「マール」と言われ、
ブドウを蒸留したお酒。残念ながらワインが無いので諦めることに。
館内ではDIYコーナーがあり、ブランデー樽詰め体験があり、
お土産として持ち帰るコーナーも。
撮影NGで残念だったのですが、博物館の地下は現在もワイン貯蔵庫となっていて、
今現在でもワインを樽にて熟成させている場所も見学することができます。
ヒンヤリして少しだけブドウのほのかな香りがしてきたのが印象的でした。
創業当時に利用していた大きな樽(直径2メートル以上など)も展示されています。
![](https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2017/08/20170826231913-400x300.jpg)
ワインを飲む前に行う品質チェックの中国語
观其色(guān qí sè)色を見る
嗅其香(xiù qí xiāng)香りを嗅ぐ
尝其味(cháng qí wèi)味を味わう
ついでに現在のワイン生産、ブドウ生産のベスト10を調べてみました。
ワイン生産ベスト10(2013年)
フランス、イタリア、アメリカ、スペイン、チリ、中国、
アルゼンチン、オーストラリア、南アフリカ、ドイツ
ブドウ生産ベスト10(2014年)
中国、アメリカ、イタリア、スペイン、フランス、
トルコ、アルゼンチン、インド、チリ、イラン
中国のワイン、ブドウの生産年々増えているようです。
ビール、白酒以外に選択肢が少なかった中国。
国内でのワイン需要が伸びているのがよく分かる結果でした。
张裕酒文化博物馆
住所:山东省烟台市芝罘区大马路56号
開演時間:8時から17時
地図はココから
今日の振り返り!中国語発声
葡萄酒 (pú tao jiǔ) ワイン ※「萄」は軽声ですが、音源の都合上、二声で編集しています。
张裕 (zhāng yù) 張裕