今年も中国の一般家庭の年夜飯に参加させてもらいました。
例年通りの流れで、居心地の良い素敵で楽しい時間を体験させてもらいました。
今回は中国の正月らしい風習などをご紹介します。

子供にあげる「压岁钱(yā suì qián)お年玉」

私も友人の子供用にお年玉を準備。
1歳や5歳の子供なので数百元程度のお年玉を手渡しました

しかし!食後に友人のお父さん、子供たちからするとお爺様が、
かなり膨れ上がったお年玉袋を孫のために準備。

儀式的な風習らしいのですが、子供たちは膝をついて頭を下げて、
お祖父様に感謝の印を告げると、お年玉をゲット!
お年玉が嬉しいのは全世界共通のようです。

中国の紅白歌合戦、春节联欢晚会を鑑賞

一通り食事が終わった後、
私と友人は残った料理をツマミにお酒を酌み交わしていたのですが、
それ以外の家族はリビングルームに移動してTVを鑑賞。
鑑賞していたTVは「春节联欢晚会」と呼ばれる、日本で言う紅白歌合戦的な番組。

歌以外にも「相声(xiàng shēng)漫才」、ダンスなども行われる番組。
「春节联欢晚会」を鑑賞している観客がたまに映るのですが、
赤い品を身に着けている方達が見受けられます。
中国でメデタイ席には赤い品の習慣がよく分かります。

ネットでも2017年の放送が公式にアップされていたので興味のある方は御覧ください。
中国語のヒアリング学習にもいいかも知れませんね。

ただし約5時間の放送!気合を入れてご覧ください。
2017年春节联欢晚会

数年前から上海では完全禁止になった爆竹

ちょっとこれは残念な風習なのですが、
友人宅の実家の小区の入り口にはこんな黒板掲示が。

どのような黒板掲示かと言うと
「上海市内外環状線以内では爆竹を鳴らすのを禁止する」という告知。
マンション、アパートに張り紙、携帯には公安から直接同じメッセージが配信。

始まった当初の数年前は「どうせ一過性の通達だろう」と思っていたのですが、
政府は真剣に取り組んでいる様子。そのため一切爆竹の音を聞くことが無くなりました。
ドカドカバンバンと音が鳴っていた時代から生活している私からすると少々残念。

上海以外の都市では今でも爆竹の音が聞こえますが、
上海では無くなってしまった中国春節の風習の一つです。

日本と同じような風習もある中国の風習。
日本と同じ、日本と違う、そんな部分をどんどん知っていくと、
中国をもっと知ろう!と思うのではないでしょうか。

今日の振り返り!中国語音声

习惯 (xí guàn) 風習
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2017/01/897-01-xi2guan4.mp3

相声 (xiàng shēng) 漫才
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2017/01/897-02-xiang4sheng1.mp3

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