中国の深い闇の一つですね。
友人からWechatのモーメンツで共有された情報には、
北京の地下鉄で親らしき人と喜捨を集める児童物乞いの画像が。

記事の内容は、
投稿者が子供に向けて一緒にいる大人は親ではないのでは?と質問すると、
児童はコクリと頭を振ったらしく、そこで子供の写真を撮影。
投稿者はこの情報を拡散して本当の親や知り合いに、
児童の写真が伝わればと投稿しているのでした。

友人知人へモーメンツで情報拡散することで、
本当の親に投稿情報が届くかも知れないという期待を込めてだったようです。

そもそも、地下鉄に喜捨集めの物乞いがいる、物乞いに児童がやっている。
日本人にはあり得ないと思うかも知れません。

しかし一度でも中国を訪れて、観光地や地下鉄に乗ったことがあると、
見たことがあるシチュエーションかも知れません。
実際、このような児童物乞いの話は北京だけではなく上海でも見られます。

私も先週、地下鉄で移動中に目の前を通り過ぎた児童。
普通に歩くのではなく膝をついて歩き、時折頭を下げながら移動。
片手にはコップを持ち喜捨を集めます。明らかに物乞いです。
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この児童は一人で喜捨を集めていましたが、
遠巻きには必ず親元がいて、逃げ出さないように監視しているでしょう。
児童を使う理由は喜捨が集めやすいため。

北京も上海もオリンピックや万博などの国をあげての祭典があると、
急に街中からこのような乞食が消えてしまいますが、
祭典ごとが終わるとこのような状態に戻ってしまいます。

今回乗った地下鉄は前回ご紹介した上海ディズニーランドに続く地下鉄11号線。
児童が楽しみにしている夢の国行きの地下鉄に、
大人の都合で小銭集めをしている児童がいたのでした。

今日の振り返り!中国語音声

儿童 (ér tóng) 児童

乞讨 (qǐ tǎo) 乞食/物乞い