ここ最近規制ごとが多い上海の街。
規制が増えれば住みやすくなる部分もあるのですが、
何だかつまんなーい!何でもありな街、上海が好きであります。

と、私の見解は完全に当然ですが無視され、
こんな垂れ幕が街中に垂れ下がっています。

外环线以内禁鸣喇叭
wài huán xiàn yǐ nèi jìn míng lǎ ba
外環状線以内でクラクションを鳴らしてはいけません。
P6073297

ウィキペディアによると「自動車や鉄道車両、船舶等において、
自らが近づくことを、音を使って他の通行対象に知らせるために使用する保安用具」

現在の上海では通行対象に知らせる保安用具を使うと、怒られる。
そんな妙な取り締まりが始まっています。
実はこの取り締まり、数年前も行われた措置。

数年前と同じであれば厳守しない運転手には罰金200元!
なかなか重たい措置なのです。

ナゼこんな措置が始まっているかというと、
クラクション鳴らしっぱなしなのです、中国の運転手。何かにつけて鳴らすのです。
中国では自動車のパーツで真っ先に壊れると思われるクラクション。

街の騒音、イライラの積み重ね、そんな状況緩和のために、
また大々的に取り締まりを始めたのでした。

そしたらどうやって対向車や歩行者に危険を伝えるのよ?という事になりますが、
鳴らすと罰金、鳴らすのが嫌ならば、安全運転に徹するしか無いのです。
鳴らせない、なら運転を安全に。こんな発想が見え隠れしているのかも知れません。

と、その横を「プップー」とクラクションを鳴らしながら、
走り去る電動式バイク。やっぱり何でもありの上海が楽しいです。

垂れ幕に書かれている「喇叭」クラクションもですが、
ピンインの読みからも分かるように楽器のラッパの意味もあります。

今日の振り返り!中国語音源

喇叭 (lǎ ba) クラクション ※軽声の「ba」は四声で表現しています。

外环线 (wài huán xiàn) 外環状線