今回は中国語の「してはイケません」にターゲットを絞って、ありとあらゆる場面で使えそうな、禁止表現を集めてみました。中国でもよく掲示されている表現方法です。

訪日の中国人が増える日本。個人旅行から団体旅行まで、ありとあらゆる中国人が、日本で観光を楽しんでいると思います。

地方からの渡航や年配者のツアー中国人の場合は、英語はおろか日本語なんて話せませんし、中国と日本の文化の違いを気にすることなく、自国での振る舞いを国外でも当たり前のようにしてしまう。そんな場面に遭遇して困っている日本人も多いのではないでしょうか?

中国語の禁止表現について

今回紹介する「请勿(qǐng wù)」という表現は「どうぞ・・しないで下さい」という丁寧な禁止表現です。会話表現ではなく書面で使われる表現です。

「请勿(qǐng wù)」の部分を「禁止(jìn zhǐ)」に置き換えると、更にきつい禁止表現になります。

日本人は「相手や周りの雰囲気を察して、そんな行動はとらないだろう」と、考えてしまう部分もあると思いますが、異国の方にその発想が通じるかは別の話です。

「告知がなければ」やっていいと勘違いすることも。NOであればNOと伝えるようにしておきましょう。

ここでの表現は「中国語(中国語ピンイン)日本語訳」の順番に掲載しています。

展示で使える禁止表現の中国語

请勿动手(qǐng wù dòng shǒu)手で触れないでください。

请勿触摸(qǐng wù chù mō)手で触れないでください。

请勿靠近(qǐng wù kào jìn)近寄らないでください。

请勿依靠(qǐng wù yī kào)寄りかからないでください。

中国では見慣れない品を日本で目にした瞬間に、ついつい手を伸ばしたり、近づいてみたりしたくなります。

触って欲しくない、寄りかかって欲しく無い場合に、この表現で注意を促しましょう。

请勿重压(qǐng wù zhòng yā)圧力をかけないでください。


「触るな」よりも更に踏み込んだ具体的な表現ですが、ガラスケースに手を載せて、力を加えて欲しくない。設置している品の上に、スーツケースなど荷物を置いて欲しくない。そんな時に使えます。

请勿拍摄(qǐng wù pāi shè)撮影しないでください。

请勿拍照(qǐng wù pāi zhào)写真を撮らないでください。

旅の思い出に、写真を一枚という観光客は多いでしょうが、神社仏閣、お土産品や店舗内では、撮影して欲しくないという場合も。そんな時には撮影禁止をお願いしましょう。

レストランやホテルで使える禁止表現の中国語

请勿拿走(qǐng wù ná zǒu)持って行かないでください。

ホテルの備品や朝食で提供している品、レストランのテーブルに置かれた品を大量に持ち帰ってしまう。そんな中国人もいるかも知れません。持ち去るなと一言、促してみましょう。

请勿进入(qǐng wù jìn rù)入らないでください。

请勿入内(qǐng wù rù nèi)立入禁止


スタッフオンリーの立入禁止の場所も、知らないと入ってしまう場合も。

请勿抽烟(qǐng wù chōu yān)タバコを吸わないでください。

请勿吸烟(qǐng wù xī yān)タバコを吸わないでください。

中国ではタバコは切っても切れない品。上海や北京などでは禁煙エリアも多くなっていますが、地方ではまだまだ自由に吸えるので、気にしていない場合も。

请勿放在行李(qǐng wù fàng zài xíng lǐ)スーツケースを置かないで下さい。

中国人旅行客の多くは「何を入れているの?」と思いたくなる、大量のスーツケースを持参して行動しています。

そのため誰かが一つのスーツケースを置くと、私も私もとスーツケースを置いてしまう場合も。スーツケースを置いてほしく無い場所に設置してみましょう。

请勿打扰(qǐng wù dǎ rǎo)邪魔しないでください。

请勿大声喧哗(qǐng wù dà shēng xuān huá)大声で騒がないでください。

请勿卧床吸烟(qǐng wù wò chuáng xī yān)ベッドに寝てタバコを吸わないでください。

ホテルに宿泊している中国人団体客に、頭を悩ませている日本人は多いかも知れません。大声を出して欲しくない、ベッドでタバコは駄目など、伝えたいこともあるのでは無いでしょうか。

また「请勿打扰」は「部屋に入ってこないで。」という表現になり、中国人客が清掃係に入ってきて欲しく無い際に使えます。

请勿外带食品(qǐng wù wài dài shí pǐn)食品を持ち帰らないでください。

请勿携帯食物(qǐng wù xié dài shí wù)食べ物を持ち込まないでください。

中国のレストランでは日本の昔と同じく「持ち帰る」のは、今でも意外と当たり前な行為です。

また日本では馴染みのない行為かも知れませんが、レストラン内に外部から飲み物や食べ物を持ち込むのも、かなり当たり前にされる行為です。

居座って注文品以外の品を食べている。そんな時にはこの表現で撃退しましょう。

请勿付人民币(qǐng wù fù rén mín bì)人民元で支払いはできません。

日本円が無い。支払いを人民元で済ませたいという人もいるかも知れません。日本円での支払いのみであれば、人民元のお断りを伝えましょう。

運転している中国人に使える禁止表現の中国語

请勿停车(qǐng wù tíng chē)停車しないでください。

请勿泊车(qǐng wù bó chē)駐車しないでください。

请勿进去(qǐng wù jìn qù)進入しないで下さい

本物か偽物か分からない国際免許でブイブイ運転をしている、そんな中国人が増えているというニュースを聞きますが、駐車スペースでない場所に停車する中国人も多いと思います。そんな中国人に停車禁止を促しましょう。

この場合は「请勿」より「禁止」が、いいかも知れません。

道端や施設内で使える禁止表現の中国語

请勿乱垃圾(qǐng wù luàn lā jī)ゴミで乱さないでください。

请勿乱扔垃圾(qǐng wù luàn rēng lā jī)ゴミを投げ捨てないでください。

请勿乱扔(qǐng wù luàn rēng)ところかまわず投げ捨てないでください。

ゴミの投棄が多すぎるとお悩みの場合は、このような表記を使って下さい。

请勿喧哗(qǐng wù xuān huá)静粛にしてください。


美術館やロビーで他のお客に迷惑になりそうな場面で。

请勿用脚踩压(qǐng wù yòng jiǎo cǎi yā)足を使って踏まないでください。


トイレで水を流す取ってを手ではなく、足を使っているようだ。そんな場合はこのような表現で使わないように促して下さい。

请勿攀爬(qǐng wù pān pá)よじ登らないでください。

请勿翻越栏杆(qǐng wù fān yuè lán gān)手すりを乗り越えないでください。


手すりを設置しているのに展示物内に入ってほしくない、
芝生に入って欲しくない、よじ登って欲しくない。
そんな時に使えます。

请勿坐下(qǐng wù zuò xià)腰を下ろさないでください。

疲れたと路上や縁石に腰を掛ける中国人。
しかし店の前に座られると営業妨害になる場合もあるので、
座らせないように案内しましょう。

请勿随地吐痰(qǐng wù suí dì tǔ tán)所構わずタンを吐かないでください。

中国でも7大文明禁止事項の一つの痰吐き。きれいな日本で、痰を吐いてもらうのは、控えて欲しいですね。
時代とともに移り変わる中国マナー事情。7つのダメ【七不】

公共機関や公共施設で使える禁止表現の中国語

请勿嬉水(qǐng wù xī shuǐ)水遊びしないでください。

请勿戏水(qǐng wù xì shuǐ)水遊びしないでください。

请勿游泳(qǐng wù yóu yǒng)泳がないでください。

请勿躺卧(qǐng wù tǎng wò)寝転ばないでください。

公園水辺付近でノンビリしている中国人。
子供が戯れたり、芝生に入り込んだりしている場所でも、
注意したいことってあると思います。

操作やペット混み合う人に使える禁止表現の中国語

请勿操作(qǐng wù cāo zuò)操作しないでください。

请勿拥挤(qǐng wù yōng jǐ)押し合わないでください。

请勿站住(qǐng wù zhàn zhù)立ち止まらないで下さい。

请勿带宠物(qǐng wù dài chǒng wù)ペットを持ち込まないでください。

スタッフのみ操作する機器、一箇所に溜まっている団体、
ペットの持ち込みなどに使える表現です。

如何でしたか?
各シチュエーション別に分けてみましたが、
異なるシチュエーションでも使える禁止表現があるかと思います。

今回紹介した表現ですが、
インバウンド向けの中国人対応に使ってもらえればと思います。