「普通话 (pǔ tōng huà) 普通語/共通語」の音声は以下ンをクリック。

近所の大学キャンパスをお散歩中の出来事。
キャンパスの緑が映える芝生内にこんな注意書きが。

请讲普通话
请写规范字!

qǐng jiǎng pǔ tōng huà
qǐng xiě guī fàn zì

普通語を話しましょう。
標準的な(模範的な)字を書きましょう!
304_PA010944

304_PA010945

この注意書き、中国上海なのに書かれています。

さてさて、中国語を勉強している皆さんには、
当たり前なのかも知れませんが、
上海で生活をして中国語をゼロから留学を始めた時、
全く中国を理解していなかった愚かな私。

生活を始めた当初、
街中で話されている言葉が全て中国語と呼ばれる、
自分が勉強している普通語なんだ!と勘違いしていました。

音が分かるようになるまで、
どの音が普通語でどの音が方言なのか、
理解するのも大変苦労しましたねぇ。

もし留学や中国生活を控えている人がいるかも知れませんので、
ちょっとだけ普通語についてのお話を。

まず普通語というのは日本で言う標準語の事。
50年近く前に中国政府が制定した共通語を指します。

制定した理由の一つは中国が地理的に大きい国で、
多様な民族が生活をしているという点が上げられます。

民族が違うとそれぞれに民族特有の言葉を持っています。
例えば一つの国に、フランス語、スペイン語、ポルトガル語等、
それぞればらばらな言語を日常生活で使う民族が複数存在して、
生活していると仮定すると「共通で話せる言葉があったほうがいいよね。」
という事で普通語なるものが制定された、と思っていいでしょう。

実際上海でも80歳などのご老人になると、
普通語を話すのは容易なことではなく、上海語を話されます。

また地理的な大きさも非常に厄介。
同じ漢族(漢民族)でも住んでいる地域、エリアが異なると、
それぞれの方言が存在しています。

方言が異なると何を話しているかサッパリ理解不能。
俗に日本に当てはめて中国の方言を例える事がありますが、
基本的に大阪弁を聞いても、ある程度の内容は分かりますよね。
イントネーションが違ったり、「本当?」が「ほんま?」など、
違いはあれども全体の流れから想像が付きます。

が!!中国の場合は全くエリアが違うとサッパリ分からない。
イントネーションが違う等の非ではないんですね。

そんな事があり共通語という全国民が使える言葉が必要だった。
なので、普通語という考えが生まれたと思っていいでしょう。

一度中国に旅行などで訪れた経験がある人だと、
中国のTVを見たこともあるかと。
ニュースなどはリアルタイムなので例外として、
ドラマやバラエティには普通語の字幕が必ずといって付いています。
これも普通語を広める為の対策の一つ。

耳が悪い方にもTVの内容が分かる手段ですから、
良い対策ですね。

普通語は一般的に北京や東北の地方で使われていた、
言葉をベースにしていると言われます。
さすが、北京。政府のお膝元。

たまに分かりやすく北京語と表示しているのは、
この辺が関係しているんだと思います。
北京語=中国語=普通語的な感じですね。

中国語の教材で出てくる儿化(ér huà)巻舌音化、r化。
これ、実は北の地方の方言をベースにして作られているので、
上海など華東地区など他のエリアでは、殆ど聞かれる事がない音。

北京や東北地方に旅行などで訪れた際に、
この儿化の話し方を聞くと、あぁー北に降り立ったと実感する瞬間。

その位、地方で言葉が違うので、大学内のキャンパスにも、
普通語を話そう!とスローガンがチラホラ書かれているのです。

普通語を勉強すると良かった点。
三ヶ月かけて中国全省バックパックした時に、
正直驚いたのは基本どこでも普通語が使えたという事。

お年寄りにはさすがに難しいですが50歳未満なら、
殆ど伝わりますし、マレーシア、タイ、シンガポールなどの、
東南アジアの華僑が多いエリアでも普通語が使えます。

慣れてくるとどの音が普通語、どの音が方言、
どの音が訛った普通語という風に聞き分けができるようになりますよ。
皆さんも沢山音を聞いて、是非聞き分けマスターになりましょう!

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