中国でも食べられている日本でもお馴染みの食材です。
ですが、上海料理ではあまり馴染みのない食材です。

中国の市場での買い物の楽しみは日本で見慣れない食材を見つける事。
見慣れない食材は、市場の店主にどうやって調理するか?聞いて試す事なのですが、
今回は日本でお馴染みの食材があったので買ってみることに。

老豆腐 魔芋 传统古法工艺
Lǎo dòu fu mó yù chuán tǒng gǔ fǎ gong yì
普通豆腐 こんにゃく 伝統古式技術

日本でもお馴染み食材、コンニャクが豆腐店で並んでいたので購入。
中国でコンニャクは「魔芋/磨芋 (mó yù/ mó yù)」、
白滝は「魔芋丝(mó yù sī)」と呼ばれます。

私の知る限り中華レストランでは余り見かけないコンニャク。
どんなレストランで扱っているか調べてみると、
四川料理系の「麻辣烫(má là tàng)」や「火鍋」の具材として、
板タイプのコンニャクや白滝が扱われているようです。

今回購入したコンニャクの製造元は河南のメーカーでしたが、
産地として陝西省、甘粛省、寧夏自治区などの北西部、
四川省周辺でよく取れるお馴染みの食材とのこと。

また「麻辣烫(má là tàng)」や「火鍋」の具材以外で、どのように調理されているか?
ネットで調べると炒め料理、煮込み料理に使われているようです。
ただ全体的にトウガラシを一緒に調味料として扱っている料理が多く、
産地の調理法が色濃く反映されているのが印象的でした。

中国で馴染みがある食材なのか調べてみたのですが、
2,000年以上前から栽培を開始、中国から日本に伝わった食材のようです。

パッケージに書かれている「魔芋」は俗称。
コンニャクはこんにゃく芋をすり潰して作るのですが、
「磨(mó)」には「挽く」意味がありますので、元々は「磨芋」と作り方から名前が始まり、
同じピンインの発音の「魔(mó)」に転じたように推測されます。

中国で他の呼び名として日本と同じ「蒟蒻(jǔ ruò)」や「蒟蒻芋」と呼ばれたり、
「雷公枪(Léi gōng qiāng)」、「菎蒟(kūn jǔ)」とも呼ばれ、
古代中国では「妖芋(yāo yù)」と呼ばれていたとの事。

古代の中国人の目にはゴムのような弾力性があるコンニャクは、
妖しい品に見えたのかもしれません。

また「魔芋豆腐」として呼ぶこともあるようで、
今回のパッケージのように「老豆腐」として表現することも合点がいきました。

日本でコンニャクを「腸の掃除屋」と呼ぶことがありますが、
中国では「去肠砂(qù cháng shā)腸の汚れを取り除く」と、
日本と似たような表現があるようです。※「砂」を汚れと解釈しています。

今回購入したコンニャクは、適当な大きさに切って下茹で。
日本料理っぽくツワブキと煮たかったのですがツワブキが無かったので、
「芦蒿(lú gāo) 」と呼ばれる菊科の仲間の茎を代用。

下茹でしたコンニャクと適当に切った芦蒿とカマボコを、
醤油・ダシ・みりん・砂糖で味付けして煮たのですが、意外と日本っぽく仕上がりました。
代用品を見つけてアレンジするのも、料理の楽しみですね。

食感としては日本のスーパーで入手できるコンニャクのような、
プリッとした弾力ではなく、モチッとした食感。
味も染み込んで美味しく頂けました。

今日の振り返り!中国語発声

魔芋 (mó yù) コンニャク

蒟蒻 (jǔ ruò)  コンニャク

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