2つの発音の使い方には注意が必要です。
日本でも「ベジップス」と呼ばれる薄切りにした野菜を加工したお菓子がありますが、
中国でも同じようなお菓子が販売されています。
レンコンや大根、しいたけなどを加工しているのですが、
個人的には「ヘルシーという感覚」よりも「野菜がパリパリして美味い」ので、
好んで食べるのですが、今回手に入れたパッケージにこんな文字が。
白地に多種多様の彩りの野菜がパッケージングされ、
「什锦蔬脆片(shí jǐn shū cuì piān)」という文字が踊ります。
日本語的な表現だと「五目野菜チップス」
![](https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2017/03/20170330090042-400x300.jpg)
「什锦」には「五目」や「多種」などの意味があり、
「什锦炒饭」だと「五目炒飯」「什锦海鲜面」だと「五目海鮮麺」の表現になります。
「蔬」は「蔬菜(shū cài)野菜」の頭文字。
「脆片」の「脆」には「もろい」や「歯ざわりがよい」の意味があり、
「片」が「かけら」の意味があるので、あわせ技で「チップス」
五目というだけあって、レンコン、しいたけ、大根、赤かぶ等がワンサカさ。
目にもキレイですし、野菜好きには堪らないお菓子です。
「五目」にあたる「什锦(shí jǐn)」の中国語の「什(shí)」の漢字。
あれれっ?と思った方もいると思いますが、
一般的にはこの漢字「什么(shén me)何」という疑問フレーズで登場します。
そして発音は「shén」なのですが、この「什」には2つの発音があり、
疑問フレーズ時は「shén」、「五目」の場合は「shí」に変わります。
「銀行」の中国語は「银行(yín háng)」ですが、
「よろしい」の中国語は「行(xíng)」だったりと、
稀に中国語でも2つのピンインを持つ漢字があります。
「什」の漢字も、ちょっと注意が必要な漢字なのでした。
今日の振り返り!中国語発音
什锦 (shí jǐn) 五目
脆片 (cuì piān) チップス