香港の近さが肌で伝わってきます。

先週は深センに滞在していたのですが、ランチや夕食で使ったレストラン。
「港式茶餐廳(gǎng shì chá cān tīng)」と呼ばれる「香港式カフェレストラン」

香港系のレストランは味付けも日本人が好みの味付けに近く、
食べやすい料理も多いので、深センでも利用したのですが、
本場の香港に近いだけあり味のレベルは中々でした。

店舗に入って注文してしばし待っていると、
放送していたテレビには偶然にも安倍さんが!
安倍さんの演説の字幕と共に株価が表示。

店舗名の「一飛」、店内の置いてあった「楊枝」の中国語も「牙簽」の表記。
安倍さんと共に映っていたテレビの字幕。普段大陸で見かける文字と違いませんか?

この漢字、香港や台湾などで目にする機会が多い「繁体字(はんたいじ)」
中国大陸では「簡体字(かんたいじ)」が一般的に用いられます。
テレビは香港のテレビ局が放送されていたようです。

「一飛」は簡体字では「一飞」、「茶餐廳」は「茶餐厅」、「牙簽」は「牙签」
こうやって比較してみると、
繁体字と簡体字では大きく漢字が違っているのが分かりますね。

店舗が香港式という事もある点、香港から備品を持ち込んでいる、
または少しでも香港の雰囲気を近づけるために店舗漢字を繁体字にしているようです。

深センと香港、目と鼻の先の場所にありますが、
使われている漢字の画数、これだけ違うのでした。

今日の振り返り!中国語音源

繁体字 (fán tǐ zì) 繁体字(はんたいじ)

简体字 (jiǎn tǐ zì) 簡体字(かんたいじ)