コロナが落ち着きを迎えありつつ中国ですが、中国国内の移動は多少楽になったとは言え、海外への移動はハードルが高い。この時期で国際便が少ないので国慶節の日本への帰省が出来ない可能性が高いです。日本側が受入国の対象にしていませんしね。

帰れたとしてもPRC検査必須や隔離必須とかで地元に帰れない可能性大。

今年は相棒パソコンの切り替えを中心に、保険の契約、ナットウキナーゼ購入、両親との熱い抱擁?、長崎の海の幸パラダイスなど予定が盛りだくさんだったのに。

長崎の海鮮パラダイス・・・・あぁ青魚が食べたい!!!!!

おっと、心の声が漏れてしまいました。すみません。

うーむ、参った。と悔やんでいても仕方がないので、京東ECモールで魚のリサーチ開始。

ECサイトで発見した鯵の中国語と複数ある呼び名とは?

発見しました青魚の王道アジ。アジの中国語は「巴浪鱼(bā làng yú)」場合によっては「竹荚鱼(zhú jiá yú)」や「鲹(shēn)」、「沙丁鱼(sh ā ding yú)」とも呼ばれます。

聞き慣れない呼び名が沢山ありますよね。注意したいのですが「沙丁鱼」は、本来はイワシの中国語。

イワシの中国語で鯵?またまたそんな訳ないでしょ?と思ったアナタ。こちら鯵のトマト煮の缶詰。絵は何となくサバと鯵の間の子。食べると鯵(サバ?という感じも)。文字はイワシ。

この豪快な差不多さ(大雑把さ)が中国らしい。

他にもある差不多な魚の名称

中国に住んで知ったのですが、中国語でも魚の正式名称はあるものの、生活する一般人が利用する魚の中国語は非常に適当です。

イワシ、鯵以外にキスも「沙丁鱼」と呼ばれています。

「金枪鱼(jīn qiāng yú)」は「マグロ」なのですが、場所によっては「カツオ」も「金枪鱼」と呼んだり、「鲳鱼(chāng yú)」は「マナガツオ」の呼び名なのですが、形が似ている「シマアジ」も「鲳鱼」と読んだり本当、大雑把なのです。

大雑把なのは良いとして、ネットで検索するとヒットしにくいのが難点。

実際に購入した鯵の状況

今回ネットで見つけたアジは500グラムで25元。輸送費が別途10元。1.5キロで送料無料。えーい!1.5キロを試しに購入してみました。

輸送元は「福建省厦门」この辺は気候もよく、長崎の華僑は福建人が多いため味付けは馴染みがあります。また中国で展開している日系スーパーで扱う鮮魚も厦门産が多いです。

注文すること数日。冷凍された完全梱包の状態で鯵が到着。熱を遮るアミル製の袋の中に発泡スチロールの箱、更に赤い袋、アルミの袋とマトリョーシカ的な念入り梱包。

現れたのは真空パック状態の鯵。福建省からはるばる上海までお越しくださいました。

身を確認すると残念ですが刺し身は無理。もちろん火を通せば食べられます。内蔵の処理をして配送という選択もあったのですが、内蔵まで取ると更に鮮度が落ちていたと思われます。

上海では高級魚の鯵。実際に調理した結果

一度だけ上海で鯵の刺し身を食べたのですが、長崎からの空輸品。確かお値段200元(3600円)それでもやはり少し臭ったんですよね。長崎だと一匹200円、店で食べても1000円くらいなのに。

仕方が無いんですが、鮮度のよい青魚を上海で美味しく食べるのは難しい。

頭や内蔵など下処理を済ませて、油でジャー!っと揚げた後は南蛮タレに浸して冷蔵庫で一休み。ばしっとアジの南蛮漬けに仕上げました。

脂ののりが少し気になるものの、久しぶりに食したアジはやはり美味しい。青魚が食べたくなったら、定期的に購入してもいい具合でした。

鯵の次は大型魚のこいつだ

リサーチ中に実は、もう一匹気になる魚を見つけたんですよ。それは山東産のブリまるごと一匹。ブリ10キロ!ブリの呼び名も「大鲅鱼(dà bà yú)大型サワラ」として扱われていました。

体型は何となく似てなくは無いけど、うーん味も見栄えも違うのに。

国慶節に帰れないと諦めた場合は、一匹まるごと購入してブリを楽しんでみようと思っています。

ぶり大根、ブリの照り焼き、ブリカマの塩焼き。10キロなんてあっという間です。ガハハハっ。楽しみを見つけて現状を楽しみましょう。

足の早い青魚は専門の海鮮市場に行かないと入手困難。上海では中々入手が難しい。日本では大衆魚、上海で下手すると高級魚。探して食べるのに少しハードルが高い、青魚の鯵でした。

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