上海のタクシーは初乗り14元(280円)と日本に比べて、
利用がし易い価格帯なのでちょくちょく使っているのですが、
上海のタクシーに乗って最初に驚いたことが3つありました。

その一つ目が乗車時にドアが自動で開かない。
これは日本以外の都市でも体験できるお馴染みの事なのですが、
日本のタクシーは運転席にレバーがあって後ろのドアを開閉を操作。
荷物が多い時、雨で傘をさしている時に便利ですよね。

2つ目、乗車客が決まって助手席に座る人が多い事。
最初は意味が分からなかったのですが、
運転手へ指示を出す時に楽だ。

両替時に運転手が不正を働く可能性があるので、
後ろよりも横に居た方が不正防止を直に確認しやすい。
など、お国柄が反映されていたのを知りました。

そして3つ目が、運転手席に設けられた透明カバー。
撮影したカバーは傷やよごれで透明ではなくなっていますが、
運転手を守る大切なアイテム。
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この透明カバー中国語では「透明防护栏(tòu míng fáng hù lán)」
日本語に直すと「透明保護柵」

ネットで調べると5つより購入可能、一つ辺り230元程度。
お値段もクリアーな表示となっていました。

実は運転手も助手席に客が乗ると安心なのですが、
後部座席に座られると何となくソワソワ。
このカバーがあれば安心して運転に集中できるのです。

日本でも今は運転手の後部に似たようなカバーを取り付けられていますが、
ここまでグルリと運転手を取り囲んだカバーは始めて見た時は、
上海、日本以上に安全意識が高いと感じたのを覚えています。

上海では9年位前に一度このカバーが撤廃という動きもあったのですが、
撤廃になった瞬間に運転手を狙った金銭泥棒と、
傷害を受けた運転手が発生して、直ぐ様カバーは復活となりました。

ただこのカバー広東省の深セン地区に行けば取り付けられていませんし、
上海でもあずき色と赤い色でお馴染みの個人タクシーになると同じく未設置。

上海を離れ江蘇省無錫などではカバーではなく完全に柵が設置。
運転手、動物園の動物状態。
餌を与えてはいけません。運転手なので料金を与えると喜びます。
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地方になればなるほど、この鉄柵が取り付けられています。
こんな場所でも中国と海外、中国国内でも事情が違うのが分かって楽しいですね。

今日の振り返り中国語

透明 (tòu míng) 透明

司机 (sī jī) 運転手

出租车 (chū zū chē) タクシー