日本と中国の結婚式の違いって意外と多いのですが、中国で結婚式に参加したことがないとよく分からず戸惑ってしまうかと思います。

ここでは日本のよくある結婚式の内容を振り返りつつ、中国の演出ってどんな感じなのか?今まで中国の結婚式に参加して経験した内容を元に披露宴の風習をご紹介。

披露宴の式場前の受付

新郎新婦の友人が受付を担当しています。基本はここで紅包を渡します。その為、紅包には自分の名前を書いておいた方がベストです。

また受付には真っ赤なサイン帳を準備している事が多く、参加者はサインペンで自分の名前を書きます。
中国結婚披露宴のサイン帳

入場口で新郎新婦がお出迎え

大抵の式では新郎新婦が入場口でお客様を出迎えます。祝いの言葉を伝えたり握手や写真撮影を行い会場に入ります。ここでお祝いの紅包を直接本人へ渡す場合もあります。

晴れの舞台、披露宴の開始

開式の言葉
司会者が準備されており、新郎新婦と家族の紹介などを交えて、開式の言葉を発します。

新郎新婦入場
日本のように二人で入場します。場合によっては新婦が中国式の籠に乗って登場。新郎が籠を抱えた演者と掛け合い、新婦を渡してもらう。ちょっとした芝居が繰り広げられます。

これって古代の結婚式の風習を再現しているそうです。

中国人の新郎新婦の衣装ってどんなの?

女性はチャイナドレスとウェディングドレスの2パターンが一般的。男性はタキシードで通す場合や長袍を来て、チャイナドレスの新婦と合わせる場合も。

中国での披露宴中の演出って?

新郎新婦がお色直しのため一旦退席。その間出席者はヒタスラ食事。もしくはお酒を飲んでいます。

日本では新郎新婦がいない間に出会いの経緯などを、動画などで紹介、新郎新婦それぞれの出生の紹介などがありますが、まだまだ中国ではそのような紹介動画は少ない状況です。パクパク食事、グビグビ飲酒、スパスパ喫煙です。

余興も日本と中国で大きな違いも

また日本でよくある友人の余興。事前に準備、前日から徹夜でネタ合わせ、息を合わせた合唱ハーモニーと、仲間内で確実に笑える鉄板ネタ。新郎新婦は大爆笑とホロホロ涙。

中国ではお国柄なのかこんな余興がありません。今まで見たことがないです。ここまで入念に準備をした余興を中国人が見たら驚くかも知れません。

最近はシャンパンタワーやウェディングケーキ入刀など、日本でメジャーな演出も取り入れられて来ています。

また途中で抽選福引会があり、テーブルの各席に準備された番号を読み上げられると、豪華賞品をゲット!という演出。

新郎新婦の未婚の友人をそれぞれ集めて、男女ペアーを作って借り物競争で場を盛り上げる、という演出も。

メガネ、ネクタイ、金色の品物、など色々な条件が書かれた紙を数枚手渡され、条件の品をどれだけ早く入手できるか、という余興。

いずれも、ちょっと日本では見られない演出ですが、中国人は大盛り上がりです。楽しければ何でもいいですよね。もちろん上海以外の都市になると、ご紹介した以外の演出もあるかも知れませんが、

お呼ばれした際は、また追加で紹介しますね。

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表演 (biǎo yǎn) 演ずる

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