国ば変われば使い方も変わる。
中国に住んで日本との扱い方が違うな。
と思った品の一つがコンクリート。

中国語では水の泥、「水泥(shuǐ ní)」と書いて、
コンクリートと呼びます。

住んでいる自宅や道路などでよく使われる品ですが、
中国での使い方、日本と違うんだなと思いました。

日本で左官さんがコンクリートを使う場合。
正方形や長方形の容器にコンクリートと水、
場合によってはジャリを流し込んで、コネコネ。

量が多いとかくはん機に投入して、
十分に混ぜているのを目にした事があります。

中国ではコンクリートを使う対象物の近くの道路でコネコネ。
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もちろん量が多いとかくはん機を中国でも使いますが、
その辺の自宅や店舗の少量の場合は、容器は使いません。
多分、面倒だから。片付けも簡単だし。そんな理由と思われます。

ダイナミックだし、超合理的だなぁーと思う瞬間です。

あと、都市再開発が始まるとコンクリートの出番。
再開発が決定した一帯の建物の出入口は、
レンガとコンクリートを使って完全封鎖。
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建て壊し対象物件に入り込ませないようにする一つの措置。
色々な人が住み込む可能性がありますからね。
この出入口の封鎖はあっという間に完了。

この辺の動きの早さは、さすが中国。
決まると上(政府)にならえ。
あっ!という間に物事が進んでしまいます。

この封鎖、店舗の借りてが付いていない場合、
店舗内に入られないようにする場合にも使われますが、
この封鎖された建物が並んでいるのを見かけると、
歴史的に素敵な建造物でも壊している感じもあり、
少し残念な思いも沸き立ってしまいます。

西洋風や味のある建築物の写真が撮れるのも、
今だけなのかも知れません。

今日の振り返り!中国語発声

水泥 (shuǐ ní) コンクリート