前回紹介した売り切れ続出アイス。
何やら今年予想以上の売れ行きの予感です。

東北大板というブランドには、
ミルク、バニラ、チョコ、イチゴと、
四種類の味が発売され意外と、というと失礼ですが、
うまくまとまった味です。

そりゃハーゲンダッツなどを比べると、
高級な味ではありませんが、
イチゴにはイチゴの粒が入り、
果肉も食感として感じられます。

ミルクも濃厚。
バニラも小さい頃に食べ慣れた優しい味
チョコに至ってはリピートしたく味でした。

ここの会社、
今年賭けとも言える戦略を取っている感じが。

それはこの東北大板の名前が入ったフリーザーを設置している小売店舗が、
上海の街でやたらと見かるということ。
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行きつけの小売店舗の女将さんに突撃取材を敢行。
中国人のいいところは、空いた時間にお喋りをしてくれる所です。

「この冷蔵庫は女将さんが買ったの?」
「アイス会社からの提供よ」
「どうやったら冷蔵庫もらえるの?」
「決まった数量のアイスを買ったら。」
「この冷蔵庫って、お店のモノになるの?」
「そうよ」
「この冷蔵庫、他のアイスを入れてもいいの?」
「ダメよ。東北大板アイスだけ」

冷蔵庫のコストはどの位かかるのか分かりませんが、
彼らは冷蔵庫を契約をした小売店舗に配り、店先に設置。
場所を取らないよう小型にしています。

設置してもらえれば、冷蔵庫のカラーや文字で、
東北大板が置いてあると広告代わりに使えます。

その上、
この冷蔵庫には東北大板のアイスしか入れられない。
つまり販売場所を確保して差別化しているんです。

一般的なアイスフリーザーには、
色々な会社のアイスがところ狭しと置かれ、
詰め込む小売店舗次第で配置は好きにできます。

それならば冷蔵庫を配って、
消費者の目に付きやすい環境を作ると同時に、
冷蔵庫の中は自社製品で独占状況を作る。

この企業、中々あなどれないですね。
今年の夏は東北大板のアイスが上海を賑わしそうです。

今日の振り返り!中国語発声

冰箱 (bīng xiāng) 冷蔵庫