丸焼きを目の前で見た中国語版旅猿、我ら一行。前回も少し触れましたが、四人で食べれる羊のもも焼きをチョイス。それに併せて店員オススメの農民料理を注文。もも焼き、卵とじ、田舎豆腐のあんかけ炒め、山菜と豚肉炒め、川魚の天ぷら、ニジマスの炭焼き。

お酒は自前で準備。車を運転した東北人がドイツビールの樽を2缶。1樽5リットル。

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台湾人が金門島生産の高粱酒、つまり白酒を2本準備。ホテルに到着してスグにこの高粱酒は、冷凍庫へIN。アルコール度数58度の高粱酒は、「ギンギンに冷やしで飲むのがオススメだ!」と、台湾人が教えてくれました。

面白かったのが台湾高粱酒の容量。大陸の東北人が「おーこのボトルだったら、一斤(yī jīn)500ミリリットルだな」と話すと、台湾人が「そうそう、一斤です」と返答。

しかし表示ラベルは600ミリリットル。中国大陸では一斤は500グラムや500ミリリットル。台湾では一斤は600グラムや600ミリリットル換算なのです。さて、役者は揃いました、農家料理でパーティの開始です。

羊もも焼きや臭みがなく、スパイシー&ジューシー。卵とじは卵ほんらいの味がしっかり。余計な味付けは不要です。豆腐のあんかけは手作り豆腐をあんかけ。豆腐の歯ごたえが癖になります。
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山菜はたらの芽の塩漬け。豚肉に余計な脂身がなく、赤身の味が楽しめます。川魚にはたっぷりの卵入り。ししゃもの天ぷらのような味でした。紅鱒の炭火焼きや、川魚特有の臭みはなく、脂が乗ってシンプルにバター焼きでもイケる味でした。
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塩漬けのたらの芽や、天ぷらなどには、ギンギンに冷えた金門酒が抜群の相性。冷えてるので58度と思えない位にスイスイ入る。ビールもしかり。ドイツビールの味の濃さが、スパイシーに仕上がったもも肉と抜群にマッチ。酒も食もすすむ!止まらなぁーい!

四人の中で一番身長が小柄な私ですが、上海人、東北人、台湾人に負けて入られません。同じペース、同じ分量の酒を飲んで、互いの交流を測ります。元々東北人と上海人は20年同士の仲。上海人と台湾人とは仕事のパートナー。私と上海人は毎年春節の食事会に呼ばれる仲。東北人、上海人と私は以前の同僚でもあります。

国や大陸と台湾など国境を超えて、会話の都度白酒のグラスを酌み交わし、本音を話してお互いを認め合う、そんな酒盛りで夜は更けていきました。ちなみにこのようなプライベートで、のんびりとした食事会では、白酒をいっきに飲み干すことはケースバイケース。随意(suí yì)自由に、少しづつ飲んでいきます。

国の違う人達が交流する。今回は、文化交流(wén huà jiāo liú)文化交流、に当たるのではないでしょうか?海外に住んでいるとダイナミックで大切な交流。彼らの本音を一部を垣間見ることができた一夜になりました。

今日の振り返り!中国語発声

交流 (jiāo liú) 交流