街の至る所にある不動産屋。個人経営から大手経営まで様々。

ワタシも留学して半年間、寮生活を体験。
1ルームに最初は病気で寝込んだ韓国人と3ヶ月同居。
途中で病気のため帰国した韓国人のあとは高校卒業したての香港人とシェア。

コロコロ変わるルームメイトに慣れるのに疲れ、
いい加減、一人の空間が欲しくなり部屋を探したのですが、
中国語が話せず留学時代の友人に協力をして貰った覚えがあります。

街にある不動産屋を見てみるとチラシが掲示されています。

特别推荐房源信息(tè bié tuī jiàn fáng yuán xìn xī)の文字。
特別にお勧める、お部屋情報!という感じです。
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近づいてみると「看房稍等(kàn fáng shāo děng)お部屋訪問中、少々お待ちを。」
人気店なのかも知れませんよ。
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中国の賃貸物件の良い所は、物件に基本的な家電が設置されている点。
着の身着のままスーツケース一個で引っ越しが可能です。

中国のお部屋探しと契約までの流れって?

まずはお部屋探し、気に入った部屋があったら契約を行います。

部屋は大家がカギを持っている場合は大家のスケジュールに合わせて部屋をチェック。
不動産会社がカギを持っている場合は、不動産会社と部屋を確認します。
現在賃貸している住民が住んでいる状態の部屋を見に行く場合も。

気に入った部屋が見つけったら契約に移ります。

部屋を決めると一ヶ月から二ヶ月程度のデポジットを大家に支払い、
不動産屋を仲介して契約します。
このデポジット額退去時に水道光熱費を差し引き残金は戻ってきます。

また不動産屋には一ヶ月の家賃の35%程度の手数料を支払ます。
これが彼ら不動産屋の収入源。
大家と入居者それぞれが35%ずつ、つまり70%が不動産の収入となります。

次に契約書を締結。
大家と入居者の住所や電話番号などの個人情報などが契約書に盛り込まれています。
大家さんにもよりますが、退居は最低半年や一年など。チャント確認しましょう。
違反をするとデポジットが戻ってこない場合も。
今現在は一年契約が主流のようです。

入居時のガス、水道、電気のメータ情報も契約書に記載。
これは以前の入居者が幾らまで公共料金を支払ったかを、
正しく証明するために書かれています。

ローカル物件の部屋探しで100部屋以上見て分かったコツのご紹介。

その1。自分が希望する条件の優先順位を決めておく。

家賃は幾らまで、駅まで何分、理想の物件(何階建て、地区)など優先順位を決めて、
最終的に条件に合わない場合はどこが妥協が出来るか考えておきましょう。
日本と違います、最終的には譲れない点と妥協点を決めて決断しましょう。

その2。一つの不動産屋の物件で部屋探しを決定しない。

ローカルの不動産屋は不動産屋と大家の関係で成り立っているので、
すぐ横の不動産屋でも紹介している物件が違う事もしばしば。

数件は不動産に相談して物件を見せてもらいましょう。
早く収入を得たいので急かせる不動産屋もありますが。自分のペースでやりましょう。

その3。お部屋探しは一期一会。ビビビッ!と来たら即決の心構えも。

時期にもよりますが、入居者退去者が多く入れ替わる時期は、
多くの新入居者がお部屋探しをしています。

おっ条件にあった、コレ第一希望!など思って悠長に次の物件を見ていると、
第一希望の物件は別人に抑えられてしまった、、っていう場合も。
コツ2と矛盾していますが、ビビビッと来たら決めてしまう即決力も必要です。

駐在員の入れ替わる3月4月、
留学生が入れ替わる2月、8月は入居希望者が多いです。

その4。実は一番重要なのは大家さん。

部屋さがしで実は一番重要なのは大家さんです。
何故かと言えば、大家さんの人柄が良ければ、
入居以降も非常に住みやすい生活ができます。

中国の場合は物件の故障、問題があると基本大家さんが対応。
故障費用も大家さん持ちが一般的。その為レスポンス動いてくれたり、
親身になってくれる大家さんが良いのです。

一週間前に「この物件売るんで出て行って。」という大家もいますし、
修理依頼しても一切対応してくれない大家なんかも。

物件の良し悪しも重要ですが、実は大家が鍵を握っているんですね。
我が家の大家は60歳を過ぎていますが、日本人ウェルカムの方。
気がついたら10年近く同じ部屋に住み着いています。

中国でローカル不動産屋で部屋を借りる機会がある、
留学生や起業目的で渡航される方など、参考にして下さい。

今日の振り返り!中国語発声

房产 (fáng chǎn) 不動産屋

留学生活で使える、中国語会話フレーズ

留学開始前に!大学生活で使える、基本会話フレーズ。 入学準備編留学【留学】
留学前に下準備。学校生活で使える、基本会話フレーズ。 授業編授業開始【上课】