ご近所の並木道。すっかり冬の寒さと、空気汚染で枯れてしまった木々たち。哀愁さえ漂います。と、そんな並木道の吊るされる物体。お魚です。魚だけに、うをっ!ギョギョギョ。公共物を活用して、正月期間に食す干し魚作りにせっせと励む中国人。
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開いて乾かす魚が風で閉じないように、お腹には割り箸をイン。これでしっかりお腹も乾燥できます。
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干している魚は川魚なのですが、食べ物が手に入りにくくなる、春節に合わせて保存食の準備中。

前回紹介した大ウナギ干しも同じ事。正月期間はこんな腸詰めに加工したり、干し魚に加工した食材を、水で戻してスープや前菜に調理して食べているんです。

春節前、春節中にこの魚や肉の飾りを街で見かけると、年の暮れを感じる瞬間です。

咸(xián)は、塩辛いの中国語
干(gān)は、干すの中国語
鱼(yú)は、魚の中国語

この魚は事前に塩水に浸けて余分な水分を取り除き、場合によっては胡椒や山椒などの香辛料をまぶして、身が乾燥するまでこの公共物に干され続けます。

今日の振り返り!中国語発声

咸干鱼 (xián gān yú) 塩干し魚