「うちにカニ食べにおいでよ」
友人からお誘いを受けて週末に友人李さんのご実家へ。

MONEY VOICE」で取材を受けてもらった李さんのご両親宅へ訪問。
「春節」前夜の「年夜饭」でも例年お邪魔している友人自宅ですが、
この時期に「蟹」と言えば、もちろん「上海蟹」こと中国語名「大闸蟹」を指します。

夕方少し早めの訪問でしたが、台所では家族の為に腕を振るう友人男性の姿が。
さすが上海男性、台所の料理はお手のもの。ある程度の準備が完了。
もちろん台所には今日のメインの上海蟹も紐に縛られスタンバっていました。

本日の夕食の一部。
全体的に少し色味が悪いですが、タウナギの煮込み、素鲍鱼(※)、肉団子、魚の煮付け、
野菜のかき揚げ、タチウオの素揚げ、蟹カマ、アヒルの手羽先、塩漬け豚モモの蒸し物
※「素鲍鱼」とは精進料理の一つ。海藻成分やこんにゃく成分で作られたアワビの形を模した食品で、
ワサビ醤油をつけて食べます。

食事を始めて、ある程度経った所で、じゃじゃーんと上海蟹の登場。

お一人様オスとメスが準備。
痛風には明らかに良くない食材ですが、普段は節制しているので今日は解禁。
ポキポキッと器用に足を外して身を食べてていると、
友人から「コレ、阳澄湖産よ」と一言。

「阳澄湖(yáng chéng hú)陽澄湖」とは江蘇省昆山市にある湖なのですが、
中国では「阳澄湖」で養殖される上海蟹がブランド品であり高級とされています。

そのため今の時期から冬にかけて「阳澄湖」の名前を看板にした、
上海蟹の販売所が街中に臨時営業を開始します。

阳澄湖の上海蟹を見分ける一つのポイントは足に付いている毛。
足毛にズームイン。脱色したような色をしていると思いますが、
阳澄湖産の上海蟹は黄色の足の毛を持ち、足の爪が黄金の色をして、
蟹の身体自体が大きく、殻は青みを帯びていて、腹は白いと言われています。

ズームインした毛は黄色で先端の爪は白身を帯びた黄金色。
スタンバっていた甲羅を見ても青みを帯び大きかったので、
確かに阳澄湖産と思われます。
※物を掴むために使われる爪の部分の毛は黄色ではなく、普通の灰色っぽい色をしています。

タマゴは非常に詰まっていて濃厚。身も詰まっていて美味しい上海蟹でした。
やはり香醋と生姜に浸して食べると上海蟹は美味しいですね。

今回、中国人家族と一緒に上海蟹を食べて分かった事。
あれだけ食事中に喋っていた李さんご家族も蟹を食べ始めると、
一心不乱に蟹に向かって一言も話さなかった事。

中国人も日本人もカニを食べ始めると無言になるのは共通のようです。

ちなみに「蟹が大きく太っている」表現は、
「又大又肥(yòu dà yòu féi)大きく太っている」
「体大膘肥(tǐ dà biāo féi)身体が大きく肥え太っている」等で構いません。

上海蟹を食べる機会があれば、
全身の大きさ甲羅の青さ、腹の白さを足の毛の色、爪先の色を確認して、
阳澄湖産か確認してみるのもいいでしょう。

今日の振り返り!中国語発声

金爪黄毛 (jīn zhǎo huáng máo) 金の爪で黄色い毛

青壳白肚 (qīng qiào bái dǔ) 青い甲羅で白い腹

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