改善してリベンジ!上海で受け入れられるか??

上海の地下鉄でまたまた新しい動きを発見です。
地下鉄2号線で見かけたこの設備。

これ以前、深センで開始されたレンタル傘ビジネスの上海版。
そもそも深センで導入された傘は、今回の写真のような設備は無く、
シェア自転車と同様、好きな場所に傘を置いておく事ができたのですが、
自転車と違い物が小さいためなのか、置き傘がなくなってしまった・・・
と報道されていました。

レンタル時にデポジットを取っているので損はしていないはずですが、
今回の上海版は傘ステーションを準備して、返却可能な仕組みを採用。

上海で設置された「摩伞(mó sǎn)」と呼ばれるこのレンタル傘、

初回利用時にはアプリケーションを導入し身分証登録と38元のデポジットを支払い、
利用が開始されるのですが今回新しい点として返却設備に設置している大型画面。

利用方法が放映されていましたが、時おり広告が流れて広告収入も得ているようです。
私が見ていた時はリコー製品の紹介動画が流れていました。

確かに晴れの日は利用者が無く収益になりませんから、
広告を流して収益獲得!を考えているようです。

現在は地下鉄2号線を中心に徐々に他の地下鉄へ設置を進めているようですが、
これが流行ると雨が降った際に何処からともなく地下鉄の出口に現れていた、
傘売りオバサンの仕事が激減しそうです。

10元20元で販売していた傘。
自宅に山のように溜まっていた人も多いのかも知れませんが、
傘レンタルで今後は解消!になりそうです。

このビジネス、一足先に日本で始まった「シェア自転車」よりも、
日本に向いているかも知れません。

日本では自動販売機の横にレンタル傘を設置する動きがあると聞きましたが、
この機器だと中国と同様に地下鉄構内で貸し出してもいいですし、
自動販売機に同様のレンタルできる仕組みを作ると、
意外と受け入れられるビジネスになるかも知れません。

日本から中国に持ち込む「タイムマシンビジネス」が多かったのですが、
今後は中国から日本に持ち込む「逆タイムマシンビジネス」も増えていくかも知れませんね。

今日の振り返り!中国語発声

借伞 (jiè sǎn)  レンタル傘

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