次から次と手を変え品を変えるもんです。

今の季節から中国全土で見られる果物、ナツメ。
日本で見かけるナツメと言えば、
真っ赤に熟したナツメを干したドライフルーツが有名かと思いますが、
中国では生の状態のナツメも一般的に販売され食されます。

シャキシャキっとした食感と、
さっぱり、ほのかな甘さが楽しめる今からの季節の品なのですが、
今年は購入する際にチェックをする必要がありそうです。

Wechatモーメンツに友人がアップしていた記事。
「上海人注意!大量掺了糖精钠的毒枣流向市场,吃多会大出血」
上海人注意!大量にサッカリンの毒ナツメが市場へ流入。多く食べると大出血。

大安売り大出血サービス!は嬉しいですが、
食べて本当に大出血は困りもの。
戦後間もない日本もサッカリンを制限無しで使っていたといいますが、
中国も果実の甘味を出すために、今でも大量にサッカリン(※)を使うとは。

※サッカリンが分からない人は、お父さんお母さんに聞いてみよう!

記事を読むと海南島の海口の果物市場から、
毎日大量の、サッカリンナツメが全省へ流出しているようです。
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中国ではサッカリンは食品安全法違反。
出荷前のナツメを当局が押さえ込んでいるようです。

記事の最後には見た目で解る、サッカリンナツメの見分け方が紹介。
サッカリンナツメは不自然に色が茶色に変色。
自然に熟したナツメは茶色い変色はまだら状態。
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変色前のナツメをサッカリンを混ぜた水に漬けて、
味を変化させているようですが、
漬けている際に水面より沈んだ部分が変色。

変色している箇所は水面と水平な部分まで変色するため、
見た目で毒ナツメの見分けができるようです。

味で解る判断方法として、水にナツメを漬けて、
水が甘くなるとサッカリンという自爆型の判断方法もあったのですが、
口に含まずとも見た目で解るのでこのチェック方法は省略。

何にしても今年の生ナツメは控えた方が良さそうです。

今日の振り返り中国語音源

糖精钠 (táng jīng nà) サッカリン

毒枣 (dú zǎo) 毒ナツメ