10年前の上海にあって、今の上海に無い物って、
なーんだ?と質問されてバビっ!と思いつくのが2つ。

まず一つはニーハオトイレ。
ニーハオトイレというのは、元々ごく当たり前に、
中国の至る場所で見られたトイレの事。

トイレといっても溝しかない、
もしくは溝のオプション的に仕切りのみ、
という至ってシンプルかつ羞恥心があると利用できない品。

ドアがないんです。
公衆トイレに入るとしましょう。
入ると顔かお尻の何れかがこっちを向いているのです。
もう一歩足を踏み出すのに勇気が入ります。

仕切りも座った(しゃがんだ)状態でも、
頭が隠れるか隠れないかのギリギリな感じ。

お隣さん同士で会話もできりゃー挨拶もできるってな事で、
ニーハオトイレと呼ばれていました。

住んでいる区にも拠りますが、
当時公衆トイレはニーハオトイレが現存していました。

ココ最近、知っていた区内ニーハオトイレが消滅。
現在他のニーハオトイレの市内足取りを調査中です。

そしてもう一つがエレベータおばさん。
言葉の通り、おばさまがエレベータ内に、
椅子を置いて座っているのです。

最初知らずにエレベーターのドアが開いて、
目の前に椅子に座ったマダムが全開で見えた時は、
ドキッ!としたのを覚えています。
日本では絶対にあり得ないシチュエーションですからね。

で、その椅子に座っているマダムは何をしているか。
彼女はエレベーターで仕事をしているのです。

どんな仕事をしているか?
それは乗り込んだ人が降りたい階のボタンを押すという仕事。
そう、ボタンを押すだけの仕事です。

開閉のボタンを押す。階のボタンを押す。これだけ。

暇ですよね?だから、
昇り降りのチョット時間で編み物をしたりします。
携帯で話しをしたり、お茶をグビグビ飲んだりします。

ボタンを勝手に押そうとすると、ギラッと睨まれます。
そうボタンを押すのは彼女の仕事だから。
何度見ても、まさか。まさか。と思ったのを覚えています。

が、人件費の高騰、無駄に気がついたのか、
最近はてっきり見かけなくなっていた、エレベータおばさん。
お見舞いの病院で8年ぶりに再会したのです。
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私はジーン感動。向こうは私の気持ちは知らずに無感動。
ひたすらボタンを押していました。(涙

もしお見舞いに行かれたら、
エレベーターおばさんと出会ったら、その日はラッキーかも知れません。

今日の振り返り中国語音源

电梯 (diàn tī) エレベーター

阿姨 (ā yí) おばさん

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